三菱重工の航空機部品で検査違反 国交省が立ち入り検査へ
産経新聞 6月21日(火)16時40分配信

 国土交通省は21日、三菱重工業が製造しているボーイング787などの民間機や自衛隊機、ロケットなどに使用されるチタン製部品で、検査手順を省略するなどの規定違反があったと発表した。こうした部品は約1600種類、約30万点にのぼる可能性があり、同社は「安全性に影響はない」としているが、国交省は立ち入り検査を行い、実態把握に乗り出す方針。

 国交省などによると、違反があったのは同社の名古屋航空宇宙システム製作所(名古屋市)の大江工場で平成18年4月から22年3月ごろにかけて製造された部品。材料を加工後、表面に傷がないか調べるため検査用の化学薬品に3分浸す必要があるのを、約10秒に短縮するなどしていた。

 作業担当者が業務効率化のため行っており、作業記録を改竄(かいざん)していたため管理者も気付かなかったという。

 こうした作業は欧米航空機メーカーの求めで行われているが、同社は「短縮した条件で試験した結果、ほぼ100%の確率で傷を発見できた」などとして航空機の安全には問題がないとしている。

 15日に告発文書が郵送され発覚。文書は部品納入先の防衛省やボーイング、エアバスにも届けられていた。

最終更新:6月21日(火)16時40分

何だろうかね、何処もかしこも自分さえよければいいのかという感じだ。
効率化を図るが判るが論点が違うだろう。
この手抜きと(稲妻には明らかに手抜きとしか見えないが)も言える行為によってもし仮に事故が起きそれによって多数の死傷者が出たら誰が責任を取るか。
何時もそうだが幹部が頭を下げて賠償金を払って終わり(勿論このケースばかりではないと思うが)。
そんな事をしても死んだ人間は生き返らない(当たり前ではあるが)・
だからこそ整備点検はしっかり、手抜きをせずというのだが、こんな手抜きしてたら本当に何時か大惨事になりかねないという事を考えた事は無いんだろうかね。
いや本当に一体どうなってるのやら。

暗黒の稲妻