米連邦最高裁、ウォルマート性差別訴訟を集団訴訟に認定せず
ウォール・ストリート・ジャーナル 6月21日(火)8時43分配信
【ワシントン】小売り世界最大手の米ウォルマート・ストアーズに対し昇給や昇進で性差別があるとして従業員らが起こした大規模訴訟で連邦最高裁判所は20 日、一つの集団訴訟としての審理は行わないとの決定を下した。地裁決定を覆すこの決定は同社や同様の訴訟を抱える米企業にとり大きな勝利といえる。
6人の女性により2001年6月に提訴されたこの訴訟は、集団訴訟になれば100万人を超える同社の現・元従業員が原告となり賠償額が数十億ドル(数兆円)に達するともみられていた。
アントニン・スカリア判事によるこの日の多数派意見では、原告らが一つの集団訴訟として訴える共通の訴因を有していないとした。同判事は審理を進めるにはウォルマートが性差別を促す一つの方針の下に昇進や昇給を行っていたことを示す相当の根拠が必要となるが、「それが決定的に欠けている」と27ページに及ぶ意見書の中で述べた。
スカリア判事はまた、原告らの性差別による未払い賃金の給付請求についても集団訴訟として審理を継続することは妥当でないとし、同社は個々の従業員の適格性に基づいてその請求を判断することができる、とした。
この訴訟では他の4人の保守的な判事がスカリア判事の全ての見解に同意した。この意見では他に、ウォルマートが社の方針として性差別を禁じており原告は差別を証明するには不十分な「弱い」根拠しか提示していないとした。また、下級審での一人の判事が述べた「(原告らは)性別とこの訴訟以外は何も共通するものがない」との意見をそのまま採用した。
ただ、この訴訟に関わった他の4人のリベラルな判事はスカリア判事らの多数意見について、未払い賃金に関する意見の一部には同意したものの、いかなる形の集団訴訟も認められないほど原告らの共通性がないとする重要なポイントについては不同意を表明した。
同グループを代表して書かれたルース・ベーダー・ギンズバーグ判事の意見は、集団訴訟の別の法的規則に基づき、この訴訟が進む可能性を残した。
決定を受けウォルマートは「多数派意見が明確に述べている通り、原告らの訴えはわが社で性差別に基づく昇給と昇進が行われていたことの証明を全くしていない」と歓迎する声明を発表した。
同社、及びこの問題で同社を支援していた他の米企業は、この訴訟が集団訴訟として認められれば、同様の集団訴訟が洪水のように起こされ、その訴訟コストを避けるのに本来なら妥当性のない訴えまでなんらかの示談に追い込まれると警戒していた。
最終更新:6月21日(火)9時22分
アメリカでの裁判って額も半端じゃなそうだからね。
日本じゃ絶対考えられ無い金額とか・・。
暗黒の稲妻
ウォール・ストリート・ジャーナル 6月21日(火)8時43分配信
【ワシントン】小売り世界最大手の米ウォルマート・ストアーズに対し昇給や昇進で性差別があるとして従業員らが起こした大規模訴訟で連邦最高裁判所は20 日、一つの集団訴訟としての審理は行わないとの決定を下した。地裁決定を覆すこの決定は同社や同様の訴訟を抱える米企業にとり大きな勝利といえる。
6人の女性により2001年6月に提訴されたこの訴訟は、集団訴訟になれば100万人を超える同社の現・元従業員が原告となり賠償額が数十億ドル(数兆円)に達するともみられていた。
アントニン・スカリア判事によるこの日の多数派意見では、原告らが一つの集団訴訟として訴える共通の訴因を有していないとした。同判事は審理を進めるにはウォルマートが性差別を促す一つの方針の下に昇進や昇給を行っていたことを示す相当の根拠が必要となるが、「それが決定的に欠けている」と27ページに及ぶ意見書の中で述べた。
スカリア判事はまた、原告らの性差別による未払い賃金の給付請求についても集団訴訟として審理を継続することは妥当でないとし、同社は個々の従業員の適格性に基づいてその請求を判断することができる、とした。
この訴訟では他の4人の保守的な判事がスカリア判事の全ての見解に同意した。この意見では他に、ウォルマートが社の方針として性差別を禁じており原告は差別を証明するには不十分な「弱い」根拠しか提示していないとした。また、下級審での一人の判事が述べた「(原告らは)性別とこの訴訟以外は何も共通するものがない」との意見をそのまま採用した。
ただ、この訴訟に関わった他の4人のリベラルな判事はスカリア判事らの多数意見について、未払い賃金に関する意見の一部には同意したものの、いかなる形の集団訴訟も認められないほど原告らの共通性がないとする重要なポイントについては不同意を表明した。
同グループを代表して書かれたルース・ベーダー・ギンズバーグ判事の意見は、集団訴訟の別の法的規則に基づき、この訴訟が進む可能性を残した。
決定を受けウォルマートは「多数派意見が明確に述べている通り、原告らの訴えはわが社で性差別に基づく昇給と昇進が行われていたことの証明を全くしていない」と歓迎する声明を発表した。
同社、及びこの問題で同社を支援していた他の米企業は、この訴訟が集団訴訟として認められれば、同様の集団訴訟が洪水のように起こされ、その訴訟コストを避けるのに本来なら妥当性のない訴えまでなんらかの示談に追い込まれると警戒していた。
最終更新:6月21日(火)9時22分
アメリカでの裁判って額も半端じゃなそうだからね。
日本じゃ絶対考えられ無い金額とか・・。
暗黒の稲妻