派手だった信長像、秀吉が地味に?調査で判明
読売新聞 6月6日(月)14時33分配信


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読売新聞
 京都・大徳寺所蔵の「織田信長像」(16世紀、掛け軸)は、当初の絵を大幅に描き直したものだったことが、京都国立博物館の調査でわかった。

 安土桃山時代を代表する絵師・狩野永徳の筆と伝わる作品。絵の裏側に残る最初の絵は、衣装はより華やかで脇に差す刀も1本多かった。

 信長没後、権力を握った豊臣秀吉が描き直しを命じた可能性がある。派手好みの信長をなぜ地味にイメージチェンジしたのか、議論を呼びそうだ。

 同像は縦115センチ、横52センチで、絹地に顔料で描いた「絹本著色(けんぽんちゃくしょく)」の作品。絹本著色の絵は、裏にも表と同じ色づけをするのが特徴。2008年からの修復で、表裏を比べたところ、両腕とも薄藍色の小袖を着た表面に対し、裏面は右腕が萌葱(もえぎ)色、左腕が薄茶色と派手な色遣いだった。小袖の桐紋(きりもん)も裏面の方がより大きく描かれていた。

最終更新:6月6日(月)14時33分

調査で判明したのも凄いのだが、何故秀吉さんは・・という疑問の方が大きいけどな。

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