出番なし松井秀にジャクソン氏が筋トレ指令
サンケイスポーツ 6月3日(金)7時51分配信
拡大写真
またスタメン落ち。NYヤンキースの選手に向かいキャップ取り挨拶するアスレチックスの松井=1日、オークランド コロシアム(撮影・リョウ藪下)(写真:サンケイスポーツ)
【オークランド(米カリフォルニア州)1日(日本時間2日)】米大リーグ、アスレチックスの松井秀喜外野手(36)はヤンキース戦を欠場。相手先発が右投手で2試合連続のスタメン落ちは、メジャーで初めてとなった。チームも2-4で敗れて3連敗。松井が所属した全3球団で松井の先輩にあたるレジー・ジャクソン氏(65)は、調子が上がらない後輩に筋力トレーニングを勧めた。
【写真で見る】松井秀はベンチで代打の準備をしたが…
6月最初の試合は素振りだけで終わった。九回に三塁ベンチ前の次打者席で代打に備えた松井だが、目の前で敗戦を見届けた。「チームが勝つために組んだオーダーですから仕方がない。結果を出して試合に多く出るしかないですね」
今季6度目のスタメン落ち。相手先発が右投手で2試合連続はメジャー入り後初という屈辱を味わった。ヤンキース先発のA・J・バーネット投手(34)には通算打率・176(17打数3安打)。5月の月間打率・197という不振や相性の悪さに加え、他の外野手の調子が上向きなのがスタメン落ちにつながった。
「松井は体を鍛えているのか? すっかりスリムになったな」と首をかしげたのは、歴代13位の通算563本塁打を放ち、ポストシーズンに強く「ミスター・オクトーバー(10月)」の異名を持つジャクソン氏だ。在籍順は違うが、現役時代は松井と同じヤ軍、エンゼルス、アスレチックスに所属。ヤ軍とア軍両方のOBとして観戦に訪れていた殿堂入り打者は、自らの経験を通じて松井に筋力トレーニングを増やすように助言した。
「私も30代後半で年齢を感じた。起きるのがつらくなり、体の痛みが消えなくなった。それから生活習慣を変えたんだ。筋力トレーニングに取り組み、食事や睡眠時間に注意した。それで39歳で27本塁打できたんだ」
同氏は37歳のシーズン(1983年)は116試合出場で14本塁打に終わったが、38、39歳では2年連続で140試合以上に出場して25、27本塁打を記録した。
手術した両ひざへの負担を考慮し減量して今季に臨んだ松井は、ここまで3本塁打と本来のパワフルな打撃ができていない。松井は「技術的な大きな問題はない」と断言するだけに、不振の原因は体力的な衰えなのか。ジャクソン氏の指摘通りだと、通算打率で3割を残す6月の爆発も期待が薄れてしまうが…。
最終更新:6月3日(金)11時35分
ん~どうしたんだろうかね、松井選手
暗黒の稲妻
サンケイスポーツ 6月3日(金)7時51分配信
拡大写真
またスタメン落ち。NYヤンキースの選手に向かいキャップ取り挨拶するアスレチックスの松井=1日、オークランド コロシアム(撮影・リョウ藪下)(写真:サンケイスポーツ)
【オークランド(米カリフォルニア州)1日(日本時間2日)】米大リーグ、アスレチックスの松井秀喜外野手(36)はヤンキース戦を欠場。相手先発が右投手で2試合連続のスタメン落ちは、メジャーで初めてとなった。チームも2-4で敗れて3連敗。松井が所属した全3球団で松井の先輩にあたるレジー・ジャクソン氏(65)は、調子が上がらない後輩に筋力トレーニングを勧めた。
【写真で見る】松井秀はベンチで代打の準備をしたが…
6月最初の試合は素振りだけで終わった。九回に三塁ベンチ前の次打者席で代打に備えた松井だが、目の前で敗戦を見届けた。「チームが勝つために組んだオーダーですから仕方がない。結果を出して試合に多く出るしかないですね」
今季6度目のスタメン落ち。相手先発が右投手で2試合連続はメジャー入り後初という屈辱を味わった。ヤンキース先発のA・J・バーネット投手(34)には通算打率・176(17打数3安打)。5月の月間打率・197という不振や相性の悪さに加え、他の外野手の調子が上向きなのがスタメン落ちにつながった。
「松井は体を鍛えているのか? すっかりスリムになったな」と首をかしげたのは、歴代13位の通算563本塁打を放ち、ポストシーズンに強く「ミスター・オクトーバー(10月)」の異名を持つジャクソン氏だ。在籍順は違うが、現役時代は松井と同じヤ軍、エンゼルス、アスレチックスに所属。ヤ軍とア軍両方のOBとして観戦に訪れていた殿堂入り打者は、自らの経験を通じて松井に筋力トレーニングを増やすように助言した。
「私も30代後半で年齢を感じた。起きるのがつらくなり、体の痛みが消えなくなった。それから生活習慣を変えたんだ。筋力トレーニングに取り組み、食事や睡眠時間に注意した。それで39歳で27本塁打できたんだ」
同氏は37歳のシーズン(1983年)は116試合出場で14本塁打に終わったが、38、39歳では2年連続で140試合以上に出場して25、27本塁打を記録した。
手術した両ひざへの負担を考慮し減量して今季に臨んだ松井は、ここまで3本塁打と本来のパワフルな打撃ができていない。松井は「技術的な大きな問題はない」と断言するだけに、不振の原因は体力的な衰えなのか。ジャクソン氏の指摘通りだと、通算打率で3割を残す6月の爆発も期待が薄れてしまうが…。
最終更新:6月3日(金)11時35分
ん~どうしたんだろうかね、松井選手
暗黒の稲妻