奈良・勢野東遺跡で約2万点の石器出土 石器製作の工程知る資料
産経新聞 5月27日(金)19時13分配信

 奈良県三郷町の勢野(せや)東遺跡で、縄文時代草創期(約1万5千年前)の石器工房跡が見つかり、県立橿原考古学研究所と同町教委が27日、発表した。狩りで使う槍先形尖頭器を作っていたとみられ、石器約2万点が出土した。橿考研は「石器工房跡が見つかるのは西日本では珍しく、一連の工程を知る資料として価値が高い」としている。

 石器は1センチから十数センチまでの大小さまざまな破片が大部分を占め、最初から最後までの製作工程を示している。完成品はほとんどなく、尖頭器とわかる石器は30点以上あったが、製作途中で割れた“不良品”が大半だった。

 出土状況から、川べりで、縄文人が石のハンマーを使って石器の形を整えていたとみられる。石材は、9キロ南の二上山で採れるサヌカイト(安山岩の一種)と推定される。

 藤野次史・広島大准教授(旧石器考古学)は「製作の様子だけでなく、石を採集した人と石器を使った人のつながりを考える基礎になる遺跡になるだろう」と話している。

 石器は6月1~9日、三郷町役場隣の町文化センターで展示される。

最終更新:5月28日(土)10時15分

非常に興味深い話だし実際に見てみたいね。

暗黒の稲妻