BRICS、IMF専務理事は欧州出身者という「不文律」廃止訴える
ロイター 5月25日(水)10時5分配信
[ワシントン 24日 ロイター] 中国、ブラジル、インド、南アフリカ、ロシアの「BRICS」と呼ばれる主要新興5カ国は24日、ストロスカーン氏の辞任に伴う国際通貨基金(IMF)専務理事の後任人事に関連し、IMF専務理事には欧州出身者がなるという「時代遅れの不文律」を廃止すべきと訴えた。
BRICS各国のIMF理事は24日、共同声明を発表し「IMF専務理事は欧州出身者を選ぶべきという時代遅れの不文律の放棄」を訴え、そのような不文律は国際機関であるIMFの正当性を損ねていると主張した。
24日には、中国がラガルド仏経済・財政・産業相を次期専務理事候補として支持するとの仏政府関係者の発言が伝わったが、中国外務省は、これに関するコメントを差し控えた。
複数の外交筋によると、ラガルド氏は25日0945GMT(日本時間午後6時45分)に記者会見を開くとされる。
BRICSは声明で、先般の先進国発の金融危機は、国際金融機関を世界経済における途上国の影響力の高まりを反映するよう改革することが急務であることを鮮明にしたと指摘。
「IMFが信頼性と正当性を確保しようとするなら、専務理事は理事会の協議により選出すべきと信じる」と述べ、次期専務理事は国籍でなく能力で選ぶべきと主張した。
最終更新:5月25日(水)10時6分
「世界銀行総裁は米国から」「IMFは欧州から」「国連事務総長は非米・非欧州から」というのがこれ迄の不文律だが、確かに時代遅れ。
ストロス姦の行為以前の問題として、IMFがこれから救済しようとする国はみな欧州周辺国なのだから、利害関係国に大きな発言力があることがおかしい、というのがBRICsの言い分で、全く正論だと思われるが。
暗黒の稲妻
ロイター 5月25日(水)10時5分配信
[ワシントン 24日 ロイター] 中国、ブラジル、インド、南アフリカ、ロシアの「BRICS」と呼ばれる主要新興5カ国は24日、ストロスカーン氏の辞任に伴う国際通貨基金(IMF)専務理事の後任人事に関連し、IMF専務理事には欧州出身者がなるという「時代遅れの不文律」を廃止すべきと訴えた。
BRICS各国のIMF理事は24日、共同声明を発表し「IMF専務理事は欧州出身者を選ぶべきという時代遅れの不文律の放棄」を訴え、そのような不文律は国際機関であるIMFの正当性を損ねていると主張した。
24日には、中国がラガルド仏経済・財政・産業相を次期専務理事候補として支持するとの仏政府関係者の発言が伝わったが、中国外務省は、これに関するコメントを差し控えた。
複数の外交筋によると、ラガルド氏は25日0945GMT(日本時間午後6時45分)に記者会見を開くとされる。
BRICSは声明で、先般の先進国発の金融危機は、国際金融機関を世界経済における途上国の影響力の高まりを反映するよう改革することが急務であることを鮮明にしたと指摘。
「IMFが信頼性と正当性を確保しようとするなら、専務理事は理事会の協議により選出すべきと信じる」と述べ、次期専務理事は国籍でなく能力で選ぶべきと主張した。
最終更新:5月25日(水)10時6分
「世界銀行総裁は米国から」「IMFは欧州から」「国連事務総長は非米・非欧州から」というのがこれ迄の不文律だが、確かに時代遅れ。
ストロス姦の行為以前の問題として、IMFがこれから救済しようとする国はみな欧州周辺国なのだから、利害関係国に大きな発言力があることがおかしい、というのがBRICsの言い分で、全く正論だと思われるが。
暗黒の稲妻