仙台対決は楽天・マー君に軍配!由規との投げ合い制す
サンケイスポーツ 5月20日(金)21時59分配信


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九回、球団記録となる15奪三振を遂げ、吼える楽天・田中=Kスタ宮城(撮影・土谷創造)(写真:サンケイスポーツ)
 (交流戦、楽天2-1ヤクルト、1回戦、楽天1勝、20日、Kスタ宮城)楽天先発の田中が、仙台出身のヤクルト・由規との投手戦に勝利した。田中は七回以外は毎回安打を許す不安定な投球だったが、要所要所を抑え9回を9安打1失点。楽天打線もヤクルト先発・由規に六回まで1点に抑えられていたが、七回一死二塁のチャンスで鉄平が適時二塁打を放って勝ち越し、楽天が連敗を2で止めた。

a href="http://rd.yahoo.co.jp/media/news/rd_tool/sanspo/articles/base/SIG=1287jbl2d/*http%3A//www.sanspo.com/baseball/photos/110520/bsh1105202156002-p2.htm">【【写真で見る】エース対決!田中の投球を見つめるヤクルト・由規

 1点を取られて、目が覚めた。先発マウンドに上がった田中は、二回からギアを切り替えた。

 一回、先頭の青木に中前打を許し、二死二塁から畠山に先制の右前適時打を浴びたが、その後は鬼気迫る投球だった。

 二回は無死一塁から3者連続三振。四回は先頭のバレンティンを147キロの直球で、飯原は151キロの直球で2三振。五回は青木をスプリット・フィンガード・ファーストボール(SFF)、ホワイトセル、畠山は直球で、3つのアウトをすべて三振。五回までで10奪三振のド迫力投球だ。

 由規の存在に燃えた。仙台育英高出身で、1学年下の右腕はマー君も認める存在。2009年の初対決では2安打完封で勝っているが、昨年は8回7安打2失点で敗戦投手に。「去年は負けているんで、頑張っていきます。相手打線は気にしない。ビデオも見ないかもしれません」と登板前日から燃えていた。

 岩隈が右肩痛、ラズナーは右内転筋の筋挫傷で出場選手登録を抹消中だけに、かかる期待は大きい。

 18日の巨人戦こそ、中村に1号2ラン、中谷に2年ぶりの本塁打が飛び出し、今季最多の13安打を放ったとはいえ、チーム総得点「69」(19日現在)は、依然として12球団ワースト。「今までは『しっかり投げるんじゃバカヤロー』っていってきたのに、ここにきてからは、お願いします、お願いしますって、投手に頼んでばかりだ」と闘将が嘆くほど、投手陣が頼りだ。

 杜の都で田中が今季一番の投球をみせ、チームの連敗を「2」で止めた。

最終更新:5月20日(金)22時55分

楽天・田中投手とヤクルト・由規投手との対決は楽天田中投手が制した様だ。

暗黒の稲妻