<生肉食中毒>生肉扱い業届け出制に 埼玉県、全国初の規制
毎日新聞 5月19日(木)21時54分配信


埼玉県庁
 焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の集団食中毒を受け、埼玉県は19日、生食用の食肉を取り扱う業者に届け出を求める独自の規制策を20日から始めると発表した。厚生労働省監視安全課は「同様の取り組みは聞いたことがない」としており、全国初とみられる。

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 届け出の対象となるのは、生食用の牛肉と馬肉を取り扱う卸店などの処理業者▽精肉店などの販売業者▽焼き肉店、居酒屋などの飲食業者。

 県食品安全課によると、業者は取扱品目や流通経路などを記した届出書を保健所に提出。保健所職員が業者を訪れ、細菌が付着しやすい肉の外側を削る「トリミング」が国の衛生基準通りに実施されているかなどをチェックし、問題があれば指導する。また、業者は大腸菌とサルモネラ菌の自主検査を年2回以上行い、保健所は業者を年1回以上訪れて検査結果を確認する。

 届け出に強制力はなく、無届けでも罰則はないが、同課は「生肉を扱う業者を把握し衛生管理を徹底させることで、食中毒の発生を防ぎたい」と話している。【大谷津統一】

最終更新:5月19日(木)22時35分

全国初だそうだがまぁあういう事件が有った後だけにこれが広がって行くのかどうか。
しばし様子を見たいと思う。

暗黒の稲妻