銀河系に数千億個の浮遊惑星か…名・阪大チーム
読売新聞 5月19日(木)2時3分配信


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銀河系に数千億個あると予想される浮遊惑星の想像図(研究チーム提供)
 恒星の周りを回る惑星とは別に、銀河系を広くさまよう「浮遊惑星」が数多く存在することを、名古屋大、大阪大などの研究チームが突き止めた。

 惑星の形成過程を解明する手がかりになると期待される。19日付の英科学誌ネイチャーに掲載される。

 研究チームの伊藤好孝名大教授、住(すみ)貴宏阪大准教授らは、浮遊惑星が恒星の前を横切る際、重力によって惑星周囲の光が曲げられ、1~2日間だけ恒星の明るさが増幅される現象に着目した。1日あたり約5000万個の恒星を観測した2006~07年のデータを調べたところ、木星と同じぐらいの質量を持つ浮遊惑星が10例確認できた。

 検出比率から見積もると、銀河系全体の恒星の数の2倍は存在するとみられ、数千億個になると予想される。研究チームは、元々は恒星の軌道上にあった惑星が、他の惑星の重力の影響で、はじき飛ばされて浮遊するようになったとみている。

最終更新:5月19日(木)2時3分

夜空を見上げると無数の星が見れる事がある。
ただただ見入ってしまって気づくと1時間経ってたなんてのもザラな話。
こういう記事を見ると更に空を見上げる時間も更に増えそうだ。

暗黒の稲妻