震災遺児の学資を援助 安藤忠雄さんらが育英会設立
産経新聞 5月18日(水)16時44分配信


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東日本大震災遺児育英資金(仮称)の設立で会見する、左から福原賢一・ベネッセホールディングス副社長、小柴昌俊・ノーベル賞受賞・平成基礎科学財団理事長、安藤忠雄・建築家、柳井正・ファーストリテイリングス社長=18日午後、東京都千代田区(瀧誠四郎撮影)(写真:産経新聞)
 東日本大震災で親をなくした震災遺児たちの学資を援助するため、建築家の安藤忠雄さんらが「桃・柿育英会 東日本大震災遺児育英資金」を立ち上げ、18日に東京都千代田区の文部科学省で記者会見した。

 同育英会では毎年1万円を10年間募金してくれる人を1万人募り、総額10億円を集めることを目標に掲げる。資金は小学校から高校卒業までの期間を対象に、岩手、宮城、福島3県の遺児らに給付される。安藤さんの呼びかけで、ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長やノーベル物理学賞受賞者の小柴昌俊さんらが発起人に名前を連ねた。

 同育英会は平成7年に発生した阪神大震災でも4億9千万円を集め、兵庫県教委を通じて419人の遺児に給付している。厚生労働省によると、東日本大震災の遺児数は把握できていないが、両親ともになくした遺児は16日現在で142人にのぼり、阪神大震災の68人を大幅に上回っている。

 安藤さんは記者会見で「希望は自分で作らないといけないが、そのための最低限の手助けをしたい」と協力を呼びかけた。問い合わせは同育英会事務局(電)06・6371・2227。

最終更新:5月18日(水)23時58分

毎年1万円を10年間募金してくれる人を1万人募り総額10億円を集めることを目標に掲げるそうだ。
何時の満仁かどう使われるか判らず消えていく金額を有意義に使うならそちらの方がと思う。

暗黒の稲妻