マイクロソフトがスカイプを85億ドルで買収、高額すぎるとの見方も
ロイター 5月11日(水)10時45分配信

 [ニューヨーク 10日 ロイター] 米マイクロソフト(MS)<MSFT.O>は10日、インターネット電話のスカイプを85億ドルで買収すると発表した。ウェブサービス分野を強化し、グーグル<GOOG.O>など競合他社に対抗する。

 MSの手がけた買収としては最高額。スカイプはMSの新部門となり、スカイプのベイツ最高経営責任者(CEO)が統括責任者となる。

 今後、企業顧客へのアピールとして、MSのメール・情報管理ソフト「アウトルック」などにスカイプの音声・テレビ電話機能が追加される可能性があるほか、MSの家庭用ゲーム機「XBox(エックスボックス)」に同機能が搭載される可能性もある。 

 市場では買収の妥当性を疑問視する声が出ている。フォレスター・リサーチのアナリスト、アンドリュー・バーテルズ氏は「投資としてまったく理にかなっていない。MSが投資に見合うほどの売り上げと利益をスカイプから得られるはずはない」との見方を示した。

 フォート・ピット・キャピタルのキム・コーイー・フォレスト氏は買収の背景にある論理に関心を示し、「MSはスカイプがこの買収額に値する理由や、どのように株主に利益を還元するかについて説明する必要がある」と述べた。

 これらの見方を反映して、ニューヨーク市場でMSの株価は0.62%安の25.67ドルで引けた。

 スカイプは2003年に創設され、2005年にイーベイ<EBAY.O>が31億ドルで買収したが、イーベイは過半数の株式をプライベートエクィティのシルバーレイク[SILAK.UL]やカナダの年金基金などの投資家グループに売却していた。スカイプの新規株式公開(IPO)申請文書によると、2010年の売上高は8億6000万ドル、損益は700万ドルの赤字だった。

 関係筋によると、シルバーレイクや3分の1を引き続き保有していたイーベイをなどは50億ドルの利益を得た。 

 MSのバルマーCEOは記者団に対し「当社は非常に野心的な企業だ」と語った。今回の案件ではアドバイザーを起用せず、スカイプを保有する投資家グループに直接接触したことも明らかにした。

 スカイプ側のアドバイザーはゴールドマン・サックス<GS.N>とJPモルガン<JPM.N>が務めた。

最終更新:5月11日(水)11時9分

広告収入にするって言ってたのはどうなったのだろう。
スカイプ有料化になるならグーグルの音声サービスに期待したいが。

暗黒の稲妻