福島第1原発 飼い主待つペット犬…20キロ圏で救出作業
毎日新聞 4月28日(木)21時12分配信


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南相馬市の原発から20キロ圏内で保護された犬=2011年4月28日(環境省提供)
 福島県は28日、東京電力福島第1原発から20キロ圏内の「警戒区域」に取り残されたペットの保護を震災後、初めて行った。狂犬病予防法などに基づく措置で、主に放し飼い状態になっている犬が対象。つながれた犬や猫などは現場で獣医師が衰弱度合いを見て判断する。

【写真で見る】福島第1原発:20キロ圏内を大規模捜索 警視庁(4月7日)

 この日は南相馬市小高地区と葛尾村で獣医師7人を含む11人で約2時間かけて捜索。犬5匹と猫1匹を保護した。捕獲した場所でスクリーニング検査を行った。

 保護した犬の飼い主が分からない場合は県のホームページで公開し、一定期間が過ぎて飼い主が現れなかった場合も新たな飼い主を探し、処分などはしない方針。【須賀川理】

最終更新:4月28日(木)21時53分

一匹でも多く飼い主の元に戻れる事を願いたい。

暗黒の稲妻