<2次補正>今国会見送り…政府・民主党、臨時国会前倒し
毎日新聞 4月29日(金)2時34分配信

 政府・民主党は28日、東日本大震災の本格的な復旧・復興策を盛り込む11年度第2次補正予算案について、今国会への提出を見送り、次期臨時国会で成立を図る方向で調整に入った。政府の「復興構想会議」(議長・五百旗頭真<いおきべ・まこと>防衛大学校長)が6月末をめどにまとめる復興ビジョンの第1次提言を反映させるには編成作業に1カ月以上かかると判断。臨時国会の召集日を例年の9~10月から8月下旬に前倒しすることも検討している。

 28日に提出された第1次補正予算案はがれきの撤去など応急的な被災者支援・復旧経費が中心で、5月2日に成立する見通し。2次補正は広大な被災地の市街地整備など復興経費を盛り込むため「十数兆円規模」(民主党幹部)に膨らむとみられ、その財源に発行する「復興再生債」の償還のため「震災復興税」を創設する増税案も浮上している。

 政府・民主党側には今国会の会期(6月22日まで)を延長し、11年度予算の赤字国債発行に必要な特例公債法案や子ども手当法案など野党との対立で成立のめどが立っていない重要法案と2次補正を併せて成立させる考えもあった。しかし、野党側に「菅直人首相に復興は委ねられない」との退陣要求が強まる中、今国会に提出しても野党の協力を得るのは困難との判断も働いたとみられる。

 政府・民主党は今後、子ども手当の見直しなどにより復興財源を捻出する方針を示すことで、今国会中の特例公債法案審議や、2次補正の編成に自民、公明両党の協力を取り付けたい考えだが、見通しは立っていない。【影山哲也、横田愛】

最終更新:4月29日(金)2時34分

今の政府で復興・支援策が出来るのか些か疑問を感じるけどね。
組織を作ったり、計画的避難地域を作ったりはしてるけど具体的な計画性があるのか見えて来ない。
解散総選挙しなければ日本はこのまま沈んで行ってしまうんではという不安も過ぎるのだが。

暗黒の稲妻