中国の新型ステルス機「殲20」が2度目の試験飛行、観衆から拍手
サーチナ 4月24日(日)13時30分配信

 中国が新型ステルス機「殲20」の2回目の試験飛行を実施したことを、英紙デイリー・メールの電子版が19日付で伝えた。四川省成都の飛行機設計研究所の空港で殲20原型機の試験飛行を数十人の観衆が目撃し、殲20が両翼を揺らして観衆にあいさつしながら飛行して行った時、観衆から拍手喝さいがあがったという。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

 中国国防部は殲20の試験飛行についてまだ評価を示していない。今回の試験飛行で、急成長する中国という超大国と米国との軍事力の差が縮まった。

 米国はかつて、中国にはまだ数年でステルスを開発する力はなく、F-22の生産も最近は制約を受けていると発表した。しかし殲20の試験飛行成功のほか、中国が航空母艦やミサイルシステムを開発中だという報道は、中国の軍事力が高まりつつあることを証明した。

 中国のステルス機の開発はずっと秘密裏に行われてきた。中国は墜落した米戦闘機から関連技術を獲得したという報道も伝えられている。軍部の幹部によると、中国は1999年にセルビアで墜落した米ステルス機F-117からステルス機の開発技術を獲得した可能性があるという。

 インドのヒンドゥスタンタイムズ紙の電子版は20日、ゴルフ場が多い海南省三亜で、中国の企業家らが「財産を守ってくれる原子力潜水艦がある」と冗談を言っていると伝えた。今夏、中国初の航空母艦がこの南部の海岸で戦艦の陣列に加わる。

 成都では殲20が2回目の試験飛行を行った。南部の空軍と海軍の迅速な近代化について、中国の態度は否定と公開の間をさまよっている。二桁の国防費の増加に人々の不安は募っている。

 北京は今、海外からの軍事力への注目をかわした後、曖昧な表現で低調に処理するなど新しい方法で対処している。この策略に中国の周辺国や米国が警戒し、南中国海及び諸島の「争うことのできない主権」を主張することで何を暗示しているのか様々な憶測をしている。

 大連で改修中の中国の空母「ワリヤーグ」の公式写真がメディアで発表後、数日とたたないうちに殲20試験飛行の情報が軍事サイトで瞬く間に広がった。

 ホノルルの中国問題に詳しい専門家、モハン・マリク氏は、「海南は現在、中国の南シナ海における沈没しない航空母艦とみなされている。ここは中国が建造中の空母の船籍港にもできる。三亜は最大の潜水艦建設基地で、インド洋の海上ルートを守るという戦略的に重要な役割も発揮する」と語る。(編集担当:米原裕子)

最終更新:4月24日(日)13時30分

日本政府はこういうのには抗議しないのかね。
批判もし無い?
日本政府は何から何まで恐れ過ぎなんだな。
見てると事なかれ主義ではどんどん無能にいく気がするんだけど。
日本が未曾有の災害に窮して居る隙に着々と軍拡アピールする中国に対して民主党政権はこの国の本性を良ーく視定めた外交を再認識すべきかと思うんだが。

暗黒の稲妻