福島第1原発 1号機格納容器内に水6メートル
毎日新聞 4月24日(日)1時17分配信

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1号機の格納容器内の水位(推定)※東電発表に基づく
東京電力は23日、福島第1原発1号機の原子炉格納容器に深さ約6メートルの水がたまっていることを明らかにした。格納容器を燃料棒の上部まで水で満たして原子炉を冷やす「水棺」作業は、事故収束に向けた工程表で最初の3カ月目標に掲げた対策の一つ。同社が意図しない形で事実上の水棺状態が進行しているとみられるが、このまま燃料棒上部まで水位が上がるかどうかについては不確定要素もある。
東電によると、1号機は燃料棒の損傷が推定70%と最も激しく、圧力容器にこれまで約7000トンを注水して冷却を続けてきた。ここで発生した蒸気が格納容器に移って水になっている可能性や、圧力容器と直結する配管などが地震で損傷し、格納容器に水が漏れ出ている可能性が考えられるという。
水位は、水素爆発を防ぐための窒素注入による格納容器の圧力変化から東電が推計した。その結果、格納容器下部にある圧力抑制プールは既に満水となっており、「ドライウェル」と呼ばれるフラスコ状の球形部(直径17・7メートル)も深さ約6メートルの水がたまっていることが分かった。
2、3号機も同様に圧力容器への注水が続けられているが、2号機では圧力抑制プールが破損し、高濃度の放射性汚染水が外部へ漏れ出ており、格納容器内の水のたまり具合は分かっていない。
一方、水棺方式には課題もある。格納容器には既に容量(約6000立方メートル)の2倍近い窒素約1万700立方メートルを注入しているが、一定以上に圧力が高まっていない。容器の損傷も考えられ、このまま水位が上がれば、損傷部からの水漏れが懸念される。また、水の重量の負荷に伴う耐震性は「最終チェックしている段階」(経済産業省原子力安全・保安院)の上、長期的には高濃度に汚染された水の処理も必要となる。【八田浩輔、阿部周一】
最終更新:4月24日(日)1時17分
こういう記事読んでいても何となく東電の推計というのが信用出来無いと思えてしまうんだが・・・。
暗黒の稲妻
毎日新聞 4月24日(日)1時17分配信

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1号機の格納容器内の水位(推定)※東電発表に基づく
東京電力は23日、福島第1原発1号機の原子炉格納容器に深さ約6メートルの水がたまっていることを明らかにした。格納容器を燃料棒の上部まで水で満たして原子炉を冷やす「水棺」作業は、事故収束に向けた工程表で最初の3カ月目標に掲げた対策の一つ。同社が意図しない形で事実上の水棺状態が進行しているとみられるが、このまま燃料棒上部まで水位が上がるかどうかについては不確定要素もある。
東電によると、1号機は燃料棒の損傷が推定70%と最も激しく、圧力容器にこれまで約7000トンを注水して冷却を続けてきた。ここで発生した蒸気が格納容器に移って水になっている可能性や、圧力容器と直結する配管などが地震で損傷し、格納容器に水が漏れ出ている可能性が考えられるという。
水位は、水素爆発を防ぐための窒素注入による格納容器の圧力変化から東電が推計した。その結果、格納容器下部にある圧力抑制プールは既に満水となっており、「ドライウェル」と呼ばれるフラスコ状の球形部(直径17・7メートル)も深さ約6メートルの水がたまっていることが分かった。
2、3号機も同様に圧力容器への注水が続けられているが、2号機では圧力抑制プールが破損し、高濃度の放射性汚染水が外部へ漏れ出ており、格納容器内の水のたまり具合は分かっていない。
一方、水棺方式には課題もある。格納容器には既に容量(約6000立方メートル)の2倍近い窒素約1万700立方メートルを注入しているが、一定以上に圧力が高まっていない。容器の損傷も考えられ、このまま水位が上がれば、損傷部からの水漏れが懸念される。また、水の重量の負荷に伴う耐震性は「最終チェックしている段階」(経済産業省原子力安全・保安院)の上、長期的には高濃度に汚染された水の処理も必要となる。【八田浩輔、阿部周一】
最終更新:4月24日(日)1時17分
こういう記事読んでいても何となく東電の推計というのが信用出来無いと思えてしまうんだが・・・。
暗黒の稲妻