「街に恩返し」仮設コンビニ第1号 店流出の2店長、復興タッグ
産経新聞 4月22日(金)9時12分配信
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仮店舗のオープンを翌日に控え、テントと車両で販売を行うローソン=21日午後、岩手県陸前高田市(門井聡撮影)(写真:産経新聞)
東日本大震災の大津波で壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市で21日、プレハブ作りのコンビニエンスストアが開店した。“仮設コンビニ”を共同で切り盛りするのは、津波で自分のコンビニ店を失った2人の店長。「街に恩返しがしたい」。街の8割以上が津波にのまれ、市内では生活物資の調達さえままならない状態が続くが、復興への確かな歩みも着実に刻まれていた。(吉田智香)
[フォト] 「走るコンビニ」被災地に生活必需品届ける
運動場に仮設住宅が立ち並び、今も約600人が避難生活を続ける市立高田第1中学校の近くにオープンした「ローソン陸前高田鳴石店」。「いらっしゃいませ」-。21日午後、最初の客が訪れると、店員たちの元気な声が響いた。
金野博さん(46)は名勝「高田松原」近くにローソンのフランチャイズで店を構えていた元オーナー。震災直後、店から車で高台に逃げ難を逃れたが、店は跡形もなくなった。
「自分の店はずっと地域に支えられてきたので、早く再開することで、少しでも地域のお役に立てればと思っていました」。3月下旬、本部から仮設店舗での営業再開を打診され、やはり津波に流された「高田松原店」の元オーナー、佐藤和幸さん(48)とともに、これを受け入れた。
着工からわずか4日で仮設店舗が完成。店内は通常より若干狭いが、店外には仮設トイレや郵便ポストも設置。商品は通常並みの約1500種類をそろえた。
オープン初日は、プレハブの店舗前に設置したテントや、大阪から持ち込んだ移動販売車で、避難所生活に必要な食器類やガスコンロ、生鮮食品などを販売。22日からは店舗内での販売も始まり、当面は午前7時から午後9時までの営業を予定している。
近くに住む藤野京子さん(71)は震災後、隣の市まで車を走らせて生活用品を購入していたが、「家の近くで買い物できることが、こんなに幸せとは思わなかった」と声を弾ませた。ローソンでは、市内の6店がすべて津波で流失。同店は同社が被災地で計画する仮設店舗の1号店だ。
「常連客から声をかけられ、地域とのつながりを改めて実感しました」。自宅も流され、親類宅に身を寄せる佐藤さんは、途切れることのない客の入りに涙を浮かべた。
金野さんは「大げさかもしれないけど、この店の再開が、街の復興の足がかりになればと思っています」と力を込めた。
最終更新:4月22日(金)16時38分
これはいいニュースだわ。
コンビニって本当便利だしね。
コンビニ大手のローソンは何時の間にこんな凄い車作っていた造っていたんだね。
これっだたら全国何処でも営業出来そうだ(笑。
暗黒の稲妻
産経新聞 4月22日(金)9時12分配信

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仮店舗のオープンを翌日に控え、テントと車両で販売を行うローソン=21日午後、岩手県陸前高田市(門井聡撮影)(写真:産経新聞)
東日本大震災の大津波で壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市で21日、プレハブ作りのコンビニエンスストアが開店した。“仮設コンビニ”を共同で切り盛りするのは、津波で自分のコンビニ店を失った2人の店長。「街に恩返しがしたい」。街の8割以上が津波にのまれ、市内では生活物資の調達さえままならない状態が続くが、復興への確かな歩みも着実に刻まれていた。(吉田智香)
[フォト] 「走るコンビニ」被災地に生活必需品届ける
運動場に仮設住宅が立ち並び、今も約600人が避難生活を続ける市立高田第1中学校の近くにオープンした「ローソン陸前高田鳴石店」。「いらっしゃいませ」-。21日午後、最初の客が訪れると、店員たちの元気な声が響いた。
金野博さん(46)は名勝「高田松原」近くにローソンのフランチャイズで店を構えていた元オーナー。震災直後、店から車で高台に逃げ難を逃れたが、店は跡形もなくなった。
「自分の店はずっと地域に支えられてきたので、早く再開することで、少しでも地域のお役に立てればと思っていました」。3月下旬、本部から仮設店舗での営業再開を打診され、やはり津波に流された「高田松原店」の元オーナー、佐藤和幸さん(48)とともに、これを受け入れた。
着工からわずか4日で仮設店舗が完成。店内は通常より若干狭いが、店外には仮設トイレや郵便ポストも設置。商品は通常並みの約1500種類をそろえた。
オープン初日は、プレハブの店舗前に設置したテントや、大阪から持ち込んだ移動販売車で、避難所生活に必要な食器類やガスコンロ、生鮮食品などを販売。22日からは店舗内での販売も始まり、当面は午前7時から午後9時までの営業を予定している。
近くに住む藤野京子さん(71)は震災後、隣の市まで車を走らせて生活用品を購入していたが、「家の近くで買い物できることが、こんなに幸せとは思わなかった」と声を弾ませた。ローソンでは、市内の6店がすべて津波で流失。同店は同社が被災地で計画する仮設店舗の1号店だ。
「常連客から声をかけられ、地域とのつながりを改めて実感しました」。自宅も流され、親類宅に身を寄せる佐藤さんは、途切れることのない客の入りに涙を浮かべた。
金野さんは「大げさかもしれないけど、この店の再開が、街の復興の足がかりになればと思っています」と力を込めた。
最終更新:4月22日(金)16時38分
これはいいニュースだわ。
コンビニって本当便利だしね。
コンビニ大手のローソンは何時の間にこんな凄い車作っていた造っていたんだね。
これっだたら全国何処でも営業出来そうだ(笑。
暗黒の稲妻