NY株、大幅下落=原発事故の評価悪化や原油安で〔米株式〕(12日)☆差替
時事通信 4月13日(水)5時30分配信

 【ニューヨーク時事】12日のニューヨーク株式相場は、日本の原発事故の国際的評価水準が最悪のレベルまで引き上げられたことで投資家のリスク回避姿勢が強まったほか、原油価格の急落でエネルギー株を中心に売りが優勢となった。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比117.53ドル安の1万2263.58ドルと大幅に下落して終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は同26.72ポイント安の2744.79で取引を終えた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億2938万株増の9億4635万株。
 日本の原子力安全・保安院が福島第1原発の事故の国際的な評価を、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故と並ぶ「レベル7」に引き上げたことで、株などのリスク資産をいったん手放す動きが広がった。また、一時1バレル=110ドルを突破していた米原油先物の代表的指標であるWTIも106ドル台を割り込む水準まで低下し、エネルギー株を中心に売りが加速。昨日の取引終了後にダウ構成銘柄の先頭を切って1~3月期決算を発表したアルコアの業績が期待ほど良くなかったことも嫌気された。
 市場関係者からは「日本の原発関連ニュースを受けて、これまで行き過ぎた動きとなっていた相場の巻き戻しが起きた」(中堅証券)との指摘が聞かれた。
 個別銘柄では、アルコアが約6%安。シェブロンは3%強、エクソンモービルは2%強下落した。一方、原油安を受け、ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスなどの航空株は上昇。また、最近のガソリン高の個人消費への影響が意識される中、ウォルマート・ストアーズやターゲットなどの小売りディスカウント株の値上がりが目立った。(了)

最終更新:4月13日(水)8時27分

地震だけだったら、日本の何時もながらの底力で復興出来ただろけれども原発事故は海外への輸出に大きな影響が出る。
農水産は元より、家電、自動車、技術力さえも敬遠されると言うからね。
何だかな・・。

暗黒の稲妻