<年金切り替え漏れ>過受給5万3000人
毎日新聞 4月11日(月)21時40分配信
 専業主婦ら第3号被保険者(3号)の年金切り替え漏れ問題で、厚生労働省は11日、本来より年金を多く受け取っている高齢者が5万3000人いるとの推計を明らかにした。平均の過払い額は年約1万1150円。また現役世代は、年金の減る可能性のある人が42万2000人に上る。政府は切り替え漏れのある現役の人が保険料を追納しなければ、将来の国民年金(満額で年約78万9000円)を減らす意向で、この場合、年間に平均約3万9000円、最も多い人で約37万円減額される見通しだ。

 同省によると、切り替え漏れのある人は97万4000人(受給者14万3000人、現役83万1000人)。さらに1400人を抽出して推計したところ、切り替え漏れが1カ月以上あるなど年金額に影響するのは47万5000人(受給者5万3000人、現役42万2000人)だった。

 国民年金は40年間(480カ月)完納で満額受給できるが、1カ月の未納で年間約1640円減額される。受給者の切り替え漏れ期間は平均6.8カ月、最長で128カ月。平均では年1万1150円、最長の人は年約21万円本来より多い年金を受け取っている計算だ。政府は過払い分の返還も検討しているが、難しいとみられている。現役の切り替え漏れ期間は平均23.5カ月、最長224カ月だった。

 制度開始(86年)以降、正しく3号から1号に切り替えていた人は1913万人いる。【山田夢留】

最終更新:4月11日(月)21時40分

要するに役所の怠慢だよな。
回収そのものは今後支給する年金額から過払い分を分割して差し引けばいいだけじゃないのかね。それ程
難しいことじゃ無いと思うのだが。
該当者への通知や問い合わせに対応するのがただ単に面倒なんだろね。

暗黒の稲妻