11年ぶり参戦の秋山は“四天王技”披露も時間切れドロー=全日本プロレス
スポーツナビ 4月9日(土)0時5分配信


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11年ぶりの古巣参戦となった秋山は、ストレッチプラムなど“四天王”の技を披露したが、後輩ケアと時間切れドロー【t.SAKUMA】
 全日本プロレスの春の祭典「2011チャンピオン・カーニバル」(CC)が8日、東京・後楽園ホールで開幕し、1600人を動員した。今年は後楽園5連戦(11日は休み)として行われ、12選手が2ブロックに分かれてリーグ戦で激突。最終戦13日の全公式戦終了後、各ブロックの1位が優勝をかけて戦う。

 Bブロックでは、移籍後初の古巣参戦となるプロレスリング・ノアの秋山準が離脱前最後のパートナーであった太陽ケアと激突。観客の大歓声を背に戦うも、30分時間切れ引き分けとなった。
 全日本マットでデビューを飾った秋山だが、00年に故・三沢光晴さんらと共に新団体のノアに移籍。以後、何度かノアと全日本との国交は開かれていたものの、秋山はその輪には加わらず。だが、今回、自らの意思でCC参加を表明し、11年ぶりの古巣参戦が決定した。

 全日本へ残留したケアと久々の邂逅(かいこう)を果たした秋山に、客席からは歓声と共に「戻ってこい」という声も飛ぶ中、秋山はニーやフロントネックロック、エクスプロイダーといった得意技に加え、20分過ぎには三沢さんを彷彿とさせるフェースロックや、川田利明ばりのストレッチプラムといったかつての全日四天王の代表的な技も披露。残り3分を切って雪崩式エクスプロイダーを繰り出して勝負をかけるも、無情にも時間切れとなった。

 試合後、ケアと握手をかわした秋山は失点1でのスタートに「ケアとやってるのが楽しくなっちゃった。ダメだ」と反省しつつも、11年前の当時を懐かしんだ。同時に「永田裕志が頑張ってるからオレも自分に逃げれないなという気持ちもある」と同世代の永田の奮闘を強く意識。「プロレスLOVEを感じた」という古巣のリングで自信をつけたことで、今後のCC、さらにはノアのリングでもさらなる加速をつけていくことを決意した。

 CC3連覇を狙う鈴木みのるはKENSOを下し白星スタートに成功。同じ新日本プロレス出身でありながら、WWE、メキシコマットなどを経験し、一種独特の雰囲気を身につけたKENSOのペースに巻き込まれかけながらも、それ以上の毒で制圧。KENSOお得意の腰ヒモ攻撃をかわし、スリーパーからのゴッチ式パイルドライバーで快勝すると、「ノーマークで結構。今こそやる時。オレが成し遂げてやる」と、40年近く前に達成されたジャイアント馬場さんの3連覇の記録を超える、史上初の外敵としてのCC3連覇を宣言した。

 前アジアタッグ王者の真田聖也が現世界タッグ王者のジョー・ドーリングを倒し、参加3年目にして悲願のCC初勝利を達成。ドーリングの必殺技であるレボリューションボムをウラカンラナで切り返し、そのまま回転足折り固めで3カウントを奪取した。ようやく1つの目標をクリアした真田は「ここで喜んでいられない。全勝優勝します」と、さらなる大きな目標達成を誓った。

最終更新:4月9日(土)0時5分

前はプロレスよく見てたけどここ数年見なくなったなぁ・・・。
秋山選手頑張ってるなぁ。
あれ?川田選手は?

暗黒の稲妻