24歳米国人女性、児童避難させた後津波に…
読売新聞 4月6日(水)14時46分配信


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アンダーソンさんが卒業生に書いたメッセージ(石巻市の市立稲井中で)
 教え子の中学生の門出を祝おうと、メッセージを用意していた米国人女性は卒業式前日に津波にのまれた。東日本大震災は、日本を愛した外国の人たちの命も奪い去った。

 〈I will never forget you!(君たちを決して忘れない)〉

 宮城県石巻市の市立稲井中学校の廊下には、英語指導助手だったテイラー・アンダーソンさん(24)が紙に書いたメッセージが、この春の卒業生67人全員の名前とともに飾られている。傍らには折り鶴が添えられていた。

 米バージニア州出身。高校生の時、アニメの「となりのトトロ」を見て日本語のリズムに魅せられ、2008年に来日して市内の六つの小中学校で教えた。指導助手の志望動機には「日本と外国の若者を結びつけたい」とつづっていた。

 先月卒業した稲井中の生徒たちは、1年生から教えてきた。女子生徒の一人は、「アメリカにいる恋人の話もしてくれて、友達みたいな先生だった」と振り返る。同中の成澤智子教諭によると、12日の卒業式が近づくと、放課後も職員室に残り、一人で懸命に鶴を折っていたという。

 11日、別の小学校で地震に見舞われたアンダーソンさんは、児童を避難させた後、1人で自宅アパートに向かう途中、津波に巻き込まれた。

最終更新:4月6日(水)14時46分

震災で被害にあったのは日本人だけではない。
こうやって日本を愛して止まない外国の方も被害にあっている。
何かこの記事読んでたら涙が止まらなくなってきたよ。
これでもまだ天罰だなんて言えるのかね>何処ぞの知事さんよ。

暗黒の稲妻