ES細胞から立体網膜 理研、世界初 色素変性症治療に光
産経新聞 4月7日(木)7時57分配信

 マウスの胚性幹細胞(ES細胞)から立体的な網膜組織を形成することに理化学研究所の研究チームが世界で初めて成功した。ヒト人工多能性幹細胞(iPS細胞)でも可能で、網膜色素変性症の治療など、人間での応用を目指す。7日付の英科学誌「ネイチャー」に発表した。網膜は光を感知する重要な組織。網膜色素変性症は失明する場合もある。自然には再生せず、幹細胞を用いた再生医療への期待が高い。

 研究チームはES細胞の塊を作り、培養液の中に放置。9~10日目で、目の原型の「眼杯」の形成を確認し、24日目に網膜のうち、6種類の主要細胞が層状構造を形作る約2ミリの「神経網膜」ができた。

 理研の永楽元次副ユニットリーダーは「人間への応用も技術的には数年で可能となるだろう」と話す。

最終更新:4月7日(木)16時21分

今はまだマウスでの実験段階ではあるようだが、実用化になれば光が見えてくるだろうね。
研究頑張ってください。

暗黒の稲妻