<温室効果ガス>原発事故で25%削減目標見直しも 環境省
毎日新聞 4月3日(日)23時2分配信
【バンコク西尾英之】環境省の南川秀樹事務次官は3日、福島第1原発の事故を受けて、「20年までに90年比25%削減」とした日本政府の温室効果ガス削減目標について「見直し議論の対象となる」と述べた。
国連気候変動枠組み条約の作業部会出席のために訪れたバンコクで記者団に語った。25%削減達成は、原発9基の新増設と稼働率85%(09年度66%)を前提にしている。原発事故で今後の新設が困難になるとみられ、南川次官は「(25%削減という)数字は大きな影響を受ける」と語った。一方で、松本龍環境相は1日の会見で「見直す必要はない」と述べ、目標達成に取り組む考えを示している。
作業部会は3日開幕し、年末の同条約第17回締約国会議(COP17)へ向け、来年末で期限切れとなる「京都議定書」後の温暖化対策の枠組みづくりを協議する。
福島原発事故で温暖化対策に重要な役割を果たすとみられた原発の信頼性が揺らぎ、各国の対策に影響を与えるのは避けられない情勢だ。また、各国から「事故で日本が温暖化対策を後退させるのではないか」との懸念が出ている。
南川次官は3日の作業部会で各国の代表団を前に、今後も日本として温暖化対策に積極的に取り組む姿勢を強調し、理解を求めた。
最終更新:4月4日(月)9時53分
温室効果ガス削減問題、確か何処ぞの総理大臣が「20年までに90年比25%削減」と約束してたね。福島第一原発の事故があって結局「見直し議論の対象となる」そうだが・・今後の動きが気になる。
暗黒の稲妻
毎日新聞 4月3日(日)23時2分配信
【バンコク西尾英之】環境省の南川秀樹事務次官は3日、福島第1原発の事故を受けて、「20年までに90年比25%削減」とした日本政府の温室効果ガス削減目標について「見直し議論の対象となる」と述べた。
国連気候変動枠組み条約の作業部会出席のために訪れたバンコクで記者団に語った。25%削減達成は、原発9基の新増設と稼働率85%(09年度66%)を前提にしている。原発事故で今後の新設が困難になるとみられ、南川次官は「(25%削減という)数字は大きな影響を受ける」と語った。一方で、松本龍環境相は1日の会見で「見直す必要はない」と述べ、目標達成に取り組む考えを示している。
作業部会は3日開幕し、年末の同条約第17回締約国会議(COP17)へ向け、来年末で期限切れとなる「京都議定書」後の温暖化対策の枠組みづくりを協議する。
福島原発事故で温暖化対策に重要な役割を果たすとみられた原発の信頼性が揺らぎ、各国の対策に影響を与えるのは避けられない情勢だ。また、各国から「事故で日本が温暖化対策を後退させるのではないか」との懸念が出ている。
南川次官は3日の作業部会で各国の代表団を前に、今後も日本として温暖化対策に積極的に取り組む姿勢を強調し、理解を求めた。
最終更新:4月4日(月)9時53分
温室効果ガス削減問題、確か何処ぞの総理大臣が「20年までに90年比25%削減」と約束してたね。福島第一原発の事故があって結局「見直し議論の対象となる」そうだが・・今後の動きが気になる。
暗黒の稲妻