東日本大震災 福島「データ空白地域になる」 津波研究者、現地調査めど立たず
産経新聞 4月3日(日)7時56分配信
東日本大震災の発生以降、東北地方の太平洋岸を襲った巨大津波の実態が、津波研究者らの緊急調査で徐々に明らかになりつつある。ただ、東京電力福島第1原発事故の影響などで、福島県沿岸だけは詳細な現地調査ができない状態が続く。研究者からは「データ空白地域になってしまう」と懸念する声が上がっている。
東京大地震研究所の都司嘉宣准教授(波浪力学)は震災発生後、千葉、茨城両県沿岸を複数回調査し、現在はデータ解析に追われている。2日には岩手県沿岸の調査も着手したが、福島県入りの見通しはまったく立っていない。
「福島県は、海岸線の半分が避難指示圏と屋内退避指示圏に入っており危険」と指摘。その上で、「退避指示圏以外の場所も、今なお危険にさらされている。被災者感情を考えると、とても調査研究目的で入ることなどできない」と話す。
気象庁が沿岸に設置している験潮所の記録や、国土地理院の航空写真分析などから、少なくとも海岸線における津波の最大高は観測史上最大の8・5メートル以上、浸水域は443平方キロなどと、概略は見えてきた。だが、それだけでは津波が陸域に駆け上がってからの動きを詳細に把握できない。
「だからこそ、防災に生かせるデータを得るため、津波の痕跡を丹念に探す現地調査が必要となる」と都司准教授は強調する。
津波の痕跡とは、建物の側壁や崖の急斜面などにかすかに残る海水の遡上(そじょう)痕跡のことだ。「痕跡の発見は時間がたつほど困難になる。このままでは、福島県が“データ空白域”になってしまう」。原発事故は、津波研究に大きな影を落としている。(伊藤壽一郎)
最終更新:4月3日(日)10時17分
今迄いい加減な管理体制でやっていた原発を運用していた東京電力・・。
この責任は大きいものだと思うが。
波の大きさの観測とかって直接現地に乗り込んで測らないと判らないだろうしね。
これから各方面に徐々に影響が広がって行くのだろうか。
暗黒の稲妻
産経新聞 4月3日(日)7時56分配信
東日本大震災の発生以降、東北地方の太平洋岸を襲った巨大津波の実態が、津波研究者らの緊急調査で徐々に明らかになりつつある。ただ、東京電力福島第1原発事故の影響などで、福島県沿岸だけは詳細な現地調査ができない状態が続く。研究者からは「データ空白地域になってしまう」と懸念する声が上がっている。
東京大地震研究所の都司嘉宣准教授(波浪力学)は震災発生後、千葉、茨城両県沿岸を複数回調査し、現在はデータ解析に追われている。2日には岩手県沿岸の調査も着手したが、福島県入りの見通しはまったく立っていない。
「福島県は、海岸線の半分が避難指示圏と屋内退避指示圏に入っており危険」と指摘。その上で、「退避指示圏以外の場所も、今なお危険にさらされている。被災者感情を考えると、とても調査研究目的で入ることなどできない」と話す。
気象庁が沿岸に設置している験潮所の記録や、国土地理院の航空写真分析などから、少なくとも海岸線における津波の最大高は観測史上最大の8・5メートル以上、浸水域は443平方キロなどと、概略は見えてきた。だが、それだけでは津波が陸域に駆け上がってからの動きを詳細に把握できない。
「だからこそ、防災に生かせるデータを得るため、津波の痕跡を丹念に探す現地調査が必要となる」と都司准教授は強調する。
津波の痕跡とは、建物の側壁や崖の急斜面などにかすかに残る海水の遡上(そじょう)痕跡のことだ。「痕跡の発見は時間がたつほど困難になる。このままでは、福島県が“データ空白域”になってしまう」。原発事故は、津波研究に大きな影を落としている。(伊藤壽一郎)
最終更新:4月3日(日)10時17分
今迄いい加減な管理体制でやっていた原発を運用していた東京電力・・。
この責任は大きいものだと思うが。
波の大きさの観測とかって直接現地に乗り込んで測らないと判らないだろうしね。
これから各方面に徐々に影響が広がって行くのだろうか。
暗黒の稲妻