日銀短観、半年ぶり改善…地震前集計
読売新聞 4月1日(金)9時11分配信
日本銀行は1日、企業から見た景気動向を示す3月の全国企業短期経済観測調査(3月短観)を発表した。
最近の景況感を示す業況判断指数(DI)は、代表的な指標である「大企業・製造業」が前回の昨年12月調査より1ポイント改善しプラス6だった。ただ、回答の約7割は、東日本巨大地震が起きた3月11日以前に寄せられたものだ。地震後の景況感が十分反映されていないため、震災前と後に分けて回答を再集計し、4日に公表する異例の措置を取る。
業況判断DIは、「大企業・製造業」で2四半期(半年)ぶりに改善した。再集計では、震災後のDIが大幅に悪化するのは確実で、マイナスになるとの見方が強い。
業種別では「自動車」が前回より2ポイント改善する一方、資源価格の上昇で「非鉄金属」や「鉄鋼」は悪化した。
調査対象企業は全国1万1101社だったが、回答率は95・6%で、2001年3月調査以来の低さだった。3月11日までに回答を寄せた企業は72・0%で、12日以降に回答を寄せた企業は23・6%だった。通常の回答率は99%近いが、被災した東北地方の企業を中心に回収が進まなかった。
また、2011年度の想定為替レートは大企業・製造業で1ドル=84円20銭と、年間の想定レートとしては過去最高となった。
業況判断DIは現在の景気などについて「良い」と答えた企業の割合から「悪い」の割合を引いた指数で、企業の景況感を示している。
最終更新:4月1日(金)9時11分
あの震災で今後どうなって行くの心配ではあるが・・・。
暗黒の稲妻
読売新聞 4月1日(金)9時11分配信
日本銀行は1日、企業から見た景気動向を示す3月の全国企業短期経済観測調査(3月短観)を発表した。
最近の景況感を示す業況判断指数(DI)は、代表的な指標である「大企業・製造業」が前回の昨年12月調査より1ポイント改善しプラス6だった。ただ、回答の約7割は、東日本巨大地震が起きた3月11日以前に寄せられたものだ。地震後の景況感が十分反映されていないため、震災前と後に分けて回答を再集計し、4日に公表する異例の措置を取る。
業況判断DIは、「大企業・製造業」で2四半期(半年)ぶりに改善した。再集計では、震災後のDIが大幅に悪化するのは確実で、マイナスになるとの見方が強い。
業種別では「自動車」が前回より2ポイント改善する一方、資源価格の上昇で「非鉄金属」や「鉄鋼」は悪化した。
調査対象企業は全国1万1101社だったが、回答率は95・6%で、2001年3月調査以来の低さだった。3月11日までに回答を寄せた企業は72・0%で、12日以降に回答を寄せた企業は23・6%だった。通常の回答率は99%近いが、被災した東北地方の企業を中心に回収が進まなかった。
また、2011年度の想定為替レートは大企業・製造業で1ドル=84円20銭と、年間の想定レートとしては過去最高となった。
業況判断DIは現在の景気などについて「良い」と答えた企業の割合から「悪い」の割合を引いた指数で、企業の景況感を示している。
最終更新:4月1日(金)9時11分
あの震災で今後どうなって行くの心配ではあるが・・・。
暗黒の稲妻