<東日本大震災>福島の死者1000人超 原発で捜索進まず
毎日新聞 3月30日(水)2時16分配信

 福島県警は29日、東日本大震災による県内の死者が1000人を超えたと発表した。津波の犠牲者が大半を占めるが、東京電力福島第1原発の放射性物質漏えい事故で、双葉町や大熊町など第1原発周辺では捜索が進んでおらず、死者はさらに増加するとみられる。【蓬田正志】

 同日午後7時現在、死者は1017人、遺体が発見された場所は警察署の管内別で▽相馬署(相馬市、新地町)402人▽南相馬署(南相馬市、飯舘村)307人▽いわき中央署(いわき市北部など)241人--の順に多い。ほとんどが津波による水死という。

 死者のうち、身元確認できたのは884人。地震発生から日がたつにつれて難しくなっており、所持品や身体的な特徴から推定さえできない66人は、手続きに従って市町村に引き渡した。

 一方、行方不明者は4898人に上る。双葉署管内(双葉郡8町村)で1538人と最も多く、相馬署1367人、南相馬署1368人と、浜通り北部に集中している。海岸近くが冠水している地域が多く、捜索活動が困難を極めているという。

 同日までに、福島県警のほか32都道府県警の警察官延べ約1万人が捜索や検視に当たった。県警は「難航しているが、1人でも多く行方不明者を発見できるよう全力を挙げたい」としている。

最終更新:3月30日(水)7時55分

大変かとは思うんだけど一人でも多くの行方不明者を発見出来る様に全力を挙げてください。

闇黒の稲妻