東日本大震災 生活必需品、東日本で品薄 コンビニ「次の納入いつになるか…」
産経新聞 3月14日(月)7時57分配信

 東日本大震災で被災した宮城県内の一部のスーパーなどが13日、営業を再開した。カップ麺など生活必需品が瞬く間に売り切れたが、納入のめどは立っていない。被災地から離れた東京都心でも品薄が続く。コンビニなどが対応を検討しているが、今のところ打開策はない。

 仙台市中心部のコンビニエンスストア、セブン-イレブン仙台一番町4丁目店は13日午前8時過ぎに店を開けた。男性オーナー(47)によると、商品は飲料水やカップ麺、日用品など在庫分だけ。約200個のカップ麺はあっという間に売り切れた。男性は「次の納入はいつになるかわからない」と話す。

 近くの高校1年、岩渕靖君(16)は、岩手県に単身赴任している父親と連絡を取るため携帯電話の充電器を求めて列に並んだ。12日夜には母と兄の電池も切れた。店には3個のみ。無事購入し、「安心できる」と笑顔を見せた。

 同市のスーパー、イオン仙台幸町店には13日朝、トラックで1リットルの水6千本、カップ麺、缶詰各1千個が到着。1人当たり水は2本、カップ麺と缶詰は計4個と販売個数を限定したが、午後3時までにほぼ完売した。

 一方、東京都心でも品薄が続く。

 東京・赤坂のスーパー、肉のハナマサ赤坂店では、13日午前、菓子や米、精肉などの棚に空きスペースが目立った。

 男性店長(30)によると、帰宅困難者の来店や周辺の飲食店の大量購入が相次ぎ、12日の売り上げは通常の約2倍だったが、入荷が少なく追いつかない状態だという。

 セブン-イレブン神田須田町1丁目店では弁当類が軒並み売り切れ。江戸川区で1人暮らしの会社員、佐藤皓紀(こうき)さん(20)は「今日は商品があると思ったが…。家に蓄えがなく、昨日は昼も夜もカップ麺1杯でしのいだ」と話した。

 こうした状況にコンビニ、スーパーなど小売店各社は商品の仕入れに向け、対応の検討を急いでいる。

 ローソンは一時、ヘリでの空輸を検討。関係者は「道路事情に左右されずにすむ」と期待を寄せたが、調整に手間取り断念、代替手段の検討を急いでいる。セブン-イレブン・ジャパンが西日本からの調達拡大を模索しているほか、牛丼チェーンなど外食業界も運送ルート見直しを進めているが、決定打となる対応はいまだ見えない状況だ。

最終更新:3月14日(月)10時16分

お菓子類やらは直ぐに食べられるし、カップ麺もお湯があればどうにかなるが、コンビニが品薄なのが心配だが・・・。

暗黒の稲妻