枝野官房長官が会見 福島第1原発3号機自動停止について「気体抜き作業中」
フジテレビ系(FNN) 3月13日(日)8時43分配信
枝野官房長官が13日午前、会見を行った。
まず、昨日来、特に問題となっております東京電力福島第1発電所1号機の件でございますが、きのう(12日)ご報告申しました通り、海水を炉に、圧力容器の中に注入する作業が進んでおります。
なお、これは地震の影響等によって、水位計の数値が必ずしも信頼できるものではないものの、海水の供給がポンプの能力通りに実施されていることが確認をされております。
現時点では、いわゆる圧力容器の内側、いわゆる炉の部分のところについては、海水で満たされて、少なくとも燃料の部分のところは水で覆われている状態になっているということが、合理的に判断される状況になっているところでございます。
今後も、海水が継続的に供給されることが、重要であると思っておりますので、これを確認する態勢を強化することといたしております。
現在、経済産業大臣の指示により、現地に派遣されている原子力安全保安院の保安官による、立ち会い確認を強化をすることをいたしているところでございます。
現時点において、周辺の放射線モニタリングの数値にも、変化は見られておりません。
それからもう1点、第1原子力発電所の3号炉の件でございますが、従来からその可能性が想定されていたものでございますが、こちらの注水機能が停止をいたしましたので、現在、いわゆる「ベント」と称しておりますが、圧力容器等から圧力を減らすために、気体を抜くための作業、そしてさらに給水ポンプ等によって行うための作業を行っているところでございます。
この空気を抜くという作業と、そしてポンプによって注水をするということが行われれば、安定した状態、管理された状態で、気体の中には人体に影響を及ぼさない程度の放射性物質が含まれますけれども、原子炉の安全性というのを確保した状態で管理できるということになっております。
現在、気体を抜くための「ベント」という作業、そして、注水機能をポンプによって代替するための作業、この両者を行っているところでございます。
それからもう1つ、バスにより避難をした双葉町の住民の皆さんのうち9名が、測定の結果、被ばくの可能性があるという状況になっておられます。
9名のうち4名の方が、少ない方で1,800CPM、そして一番多い方で、4万CPMの数値が出ておりますが、こうした皆さんについて、表面が汚染をされている。衣類や皮膚等に汚染をされているということで、その汚染を除去するとともに、その健康、内部被ばくのないこと等の有無について確認をする、健康チェックを進めていただくこととなっております。
なお、専門家のご判断によると、こうしたものが皮表面についているという状況にとどまるならば、健康に大きな被害はないという報告をいただいております。
次に避難状況でございますが、第1原発からの避難でございますが、10km圏内からの避難はご病気の方を中心として、114名が今、残っております。
医師等の付き添いをはじめとして、本来お持ちになっている病気との健康管理の手当をしっかりしつつ、早期に待避をしていただく段取りをつけております。
10~20km圏内におられる17万人余り、18万人弱の皆さんについては、本日早朝から避難を開始をいたしております。
福島第2原子力発電所につきては、3km以内の待避は完了しております。
10km圏内からの待避については、3万人余りの皆さんの避難を本日早朝から、開始をいたしているところでございます。
最終更新:3月13日(日)10時8分
いや本当にどうしたらいいのやら。
これからの推移も見ていかないとね。
暗黒の稲妻
フジテレビ系(FNN) 3月13日(日)8時43分配信
枝野官房長官が13日午前、会見を行った。
まず、昨日来、特に問題となっております東京電力福島第1発電所1号機の件でございますが、きのう(12日)ご報告申しました通り、海水を炉に、圧力容器の中に注入する作業が進んでおります。
なお、これは地震の影響等によって、水位計の数値が必ずしも信頼できるものではないものの、海水の供給がポンプの能力通りに実施されていることが確認をされております。
現時点では、いわゆる圧力容器の内側、いわゆる炉の部分のところについては、海水で満たされて、少なくとも燃料の部分のところは水で覆われている状態になっているということが、合理的に判断される状況になっているところでございます。
今後も、海水が継続的に供給されることが、重要であると思っておりますので、これを確認する態勢を強化することといたしております。
現在、経済産業大臣の指示により、現地に派遣されている原子力安全保安院の保安官による、立ち会い確認を強化をすることをいたしているところでございます。
現時点において、周辺の放射線モニタリングの数値にも、変化は見られておりません。
それからもう1点、第1原子力発電所の3号炉の件でございますが、従来からその可能性が想定されていたものでございますが、こちらの注水機能が停止をいたしましたので、現在、いわゆる「ベント」と称しておりますが、圧力容器等から圧力を減らすために、気体を抜くための作業、そしてさらに給水ポンプ等によって行うための作業を行っているところでございます。
この空気を抜くという作業と、そしてポンプによって注水をするということが行われれば、安定した状態、管理された状態で、気体の中には人体に影響を及ぼさない程度の放射性物質が含まれますけれども、原子炉の安全性というのを確保した状態で管理できるということになっております。
現在、気体を抜くための「ベント」という作業、そして、注水機能をポンプによって代替するための作業、この両者を行っているところでございます。
それからもう1つ、バスにより避難をした双葉町の住民の皆さんのうち9名が、測定の結果、被ばくの可能性があるという状況になっておられます。
9名のうち4名の方が、少ない方で1,800CPM、そして一番多い方で、4万CPMの数値が出ておりますが、こうした皆さんについて、表面が汚染をされている。衣類や皮膚等に汚染をされているということで、その汚染を除去するとともに、その健康、内部被ばくのないこと等の有無について確認をする、健康チェックを進めていただくこととなっております。
なお、専門家のご判断によると、こうしたものが皮表面についているという状況にとどまるならば、健康に大きな被害はないという報告をいただいております。
次に避難状況でございますが、第1原発からの避難でございますが、10km圏内からの避難はご病気の方を中心として、114名が今、残っております。
医師等の付き添いをはじめとして、本来お持ちになっている病気との健康管理の手当をしっかりしつつ、早期に待避をしていただく段取りをつけております。
10~20km圏内におられる17万人余り、18万人弱の皆さんについては、本日早朝から避難を開始をいたしております。
福島第2原子力発電所につきては、3km以内の待避は完了しております。
10km圏内からの待避については、3万人余りの皆さんの避難を本日早朝から、開始をいたしているところでございます。
最終更新:3月13日(日)10時8分
いや本当にどうしたらいいのやら。
これからの推移も見ていかないとね。
暗黒の稲妻