最大190人被曝可能性、住民22人の被曝確認
読売新聞 3月13日(日)8時31分配信

 東京電力福島第一原発1号機からの放射性物質の飛散で、避難中の近隣住民のうち最大で190人程度が被曝(ひばく)した可能性があることがわかった。

 福島県や経済産業省原子力安全・保安院などのまとめでは、12日に発生した同1号機の水素爆発で一時的に広がった放射性物質により、住民ら22人の被曝が確認されたという。県は、同発電所の半径20キロ圏内と福島第二原発の同10キロ圏内の避難対象は、8市町村、約8万人にのぼるとしている。

 13日午前に記者会見した枝野官房長官も、バスで避難するため屋外に出るなどした際、福島県双葉町の住民のうち9人が被曝した可能性があることを明らかにしたうえで、「現時点では衣服などの外部的な被曝や汚染にとどまっている。専門官の判断によると大きな健康被害はない」とした。

 同県などによると、被曝の可能性があるのは、同1号機から3キロ圏内にある双葉厚生病院の患者や職員など90人と、双葉町特別養護老人ホームの入所者100人。うち13日に被曝が確認された同病院の職員18人と付き添い1人は、放射性物質を体表面から除去する「除染」が必要と診断され、放射性汚染の除去作業を受ける。近隣住民に対しても広範な被曝調査を行う。

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 新潟県は、福島第一原発の半径20キロ圏内に災害救援で派遣されていた県職員2人が被曝した、と発表した。健康には影響はないという。

最終更新:3月13日(日)12時2分

こんな時に何ともタイミングの悪い話ではあるとは思うんだが、何となく旧ソビエト時代のチェルノブイリを想い出してしまう。
しかし被爆とか言うが本当に洒落にならん事態にならない様にしてほしいよな。
こちらも明らかにはなってくるのだろうけれど・・。

暗黒の稲妻