有料老人ホーム、一時金のトラブル増加 入居者に応じ料金プランの細分化も
MONEYzine 3月6日(日)10時40分配信

 高齢化が進む中、「有料老人ホーム」は、施設数・在所者数ともに増加している。その一方で、契約に関するトラブルも増加している。内閣府の消費者委員会は、首都圏4都県の有料老人ホームについて調査を実施し、その結果を昨年12月に「有料老人ホームの契約に関する実態調査結果概要」と題して公表した。

 調査結果によると、有料老人ホームに関して寄せられる相談で最も多いのが「契約や解約」に関するもので、相談件数の79.4%を占めていた。次いで多かったのが「価格や料金」に関するものだった。具体的に寄せられた相談内容には「入所後短期間で退所したが、一時金がほとんど返還されない」「退去時に原状回復費用として、高額なリフォーム代を請求された」「解約をしたが、返還金が支払われない」などが多く見られた。

 相談が多く寄せられている背景には、有料老人ホームの利用料金が高額なことが挙げられる。一般的な有料老人ホームの費用は、住居費と介護費、そして食費などから構成されている。これらの費用の一部を一時金として入居時に納付するケースが多く、全体の72.2%がこうした「一時金徴収型」の施設だった。

 一時金の金額は、3万円から3億円など幅が広いものの、最も多いのが1千万円台の施設。このように高額な一時金を支払って入居したものの「イメージと違った」「別の施設に変わりたい」といった理由で中途解約をするケースもある。

 そこで、こうしたニーズにも対応できるよう、料金プランを細分化している施設もある。業界大手のニチイは一時金が必要なプランと、一時金が不用の月払いプランを準備している。

 例えば、関東にある「ニチイホーム」の例では、一時金750万円を支払う標準プランは月額利用料が19万8000円。一方で一時金不用の月払いプランは、月額利用料が33万3000円で、月々の負担が約14万円増える。そこで「月額利用料を抑えたいが、一時金の負担も少なくしたい」という人のためにセレクトプランがある。セレクトプランでは一時金が375万円に抑えられる一方、月額利用料は26万5500円と若干高くなるといった具合だ。

 ひとくちに「有料老人ホーム」といってもその内容はさまざま。自分に合った施設やサービス、料金体系をもとに、最適な施設を選択したい。

(サイトウ イサム 、 加藤 秀行)

最終更新:3月6日(日)10時40分

介護保険で利用できる施設は常時満杯で入居条件も厳しいとも聞く。
本人や家族がそれでやむなく高額な有料ホームを考える人も多いと思う。
今は健康で自活できる体力があっても明日はどうか。
常に不安を抱えているのが高齢者。
利用者の足元を見た料金設定とも思えてしまうのだが。

暗黒の稲妻
BGM:ケミカル・インヴェイジョン:::フェアウエル・トゥ・ア・スラト(Byタンカード)