観光”加速“くっきり 「はやぶさ」5日から営業運転
河北新報 3月4日(金)6時13分配信

 国内最速の時速300キロで走る東北新幹線の新型車両E5系「はやぶさ」は5日、営業運転が始まる。昨年12月4日の全線開業から3カ月。青森県内は観光面などで「新幹線効果」が続いている。さらなる高速化に地元の期待は膨らんでいるが、利用客からは全線開業に伴うダイヤ改正に不満の声も上がっている。

 青森市文化観光交流施設「ねぶたの家 ワ・ラッセ」の有料ゾーン「ねぶたミュージアム」は2月21日、入場者が5万人を突破した。オープンは1月5日で、5万人達成は当初目標より1カ月早かった。
 運営する青森観光コンベンション協会は「関東圏を中心に県外客が2~3割を占める。明らかに新幹線効果」と手応えを感じている。
◎利用客37%増
 JR東日本によると、1月の八戸―新青森間の利用客(速報値)は、前年同期の在来線特急八戸―青森間と比べて37%増となった。
 観光施設への波及効果は大きく、昨年12月の入場者数は三内丸山遺跡(青森市)が前年同期比204%増となったほか、県観光物産館アスパム(同)が65%増、太宰治記念館(五所川原市)が55%増などを記録した。
 青森県観光企画課は「通常、冬場には見られない伸び」と分析。はやぶさの導入で、4月に始まる大型観光宣伝「青森デスティネーションキャンペーン(DC)」に弾みをつけたい考えだ。
 青森市などの施設が好調な半面、全線開業で終着でなくなった八戸駅に近い郊外型食品市場「八食センター」(八戸市)の昨年12月の入場者数は前年同期比2.4%の微増。むつ市観光物産館は2.1%減と、新幹線の恩恵は必ずしも県全体に浸透していない。
◎「不便」の声も
 ダイヤ改正で自由席がある「やまびこ」から全席指定の「はやて」への切り替えが進み、利用客からは「不便になった」という声も聞かれる。
 仙台―盛岡間は通勤利用も想定し、JR東日本は自由席特急券ではやての指定席に乗車できるようにしている。ただ、指定席の客が後から乗り込み、座れなくなる事態も生じている。
 仙台―古川間を新幹線通勤する大崎市の病院職員の女性(41)は「指定券の客に指摘され、気まずかった。心理的な負担になり、乗っていても落ち着かない」と言う。
 「仙台駅は便利になったが、古川駅はそう思えない」と大崎市の会社員男性(55)。「東京に最速で着くには仙台で乗り換えるが、乗り継ぎが長くなった時間帯もある」と不満を漏らしている。
 はやぶさは東京―新青森間で2往復、東京―仙台間で1往復が運行され、東京―新青森間は最短3時間10分で結ばれる。2013年3月には時速320キロの運転を目指している。

最終更新:3月4日(金)6時13分

実は稲妻東北地方に行った事が無いです。
お祭りで青森県弘前市のねぷた、青森県青森市のねぶたは一度見てみたいとは思っていたのだが済んでる場所が遠いでの中々行きづらかった。
東北新幹線の開通のおかげで生きやすくはなった。
まぁ時間とお金に余裕がある時にでもゆっくり考えよう(笑。

暗黒の稲妻
BGM:マスクラット・ラヴ(Byアメリカ)