<ゴッホの黄色>変色の謎解明 絵の具中のクロムが化学変化
毎日新聞 2月15日(火)4時5分配信

 ゴッホ(1853~90)が好んで使った黄色が、歳月とともに変色するメカニズムを、伊ペルージャ大などの共同チームが大型加速器を使って解明した。絵の具に含まれるクロムの化学組成が、紫外線で変化することが原因で、作品復元にもつながる成果だとしている。15日発行の米化学専門誌に掲載される。

 ゴッホが「ひまわり」などで愛用した山吹き色に近い黄色は「クロムイエロー」(黄鉛(おうえん))と呼ばれる。日光によって茶色になることは知られていたが、仕組みは不明だった。絵の具に含まれた六価クロムに毒性があることなどから、現在はほとんど使われていない。

 チームは当時の黄鉛の絵の具に紫外線を500時間当て、変色部分を調べたところ、六価クロムの酸素結合が崩れ、三価クロムに変化していた。さらに、ゴッホの風景画などから変色部分を試料として微量採取。フランスとドイツにある大型加速器を使い、エックス線で組成を詳しく分析した。その結果、同じ化学変化が見られたほか、ナノ(10億分の1)メートル単位の三価クロムのごく薄い膜が黄色い部分を覆っている様子も確認できた。

 文化財の非破壊分析が専門の下山進・吉備国際大教授は「元素は価が変わると色も変わる。加速器を使わないと分からない、非常に面白い成果だ」と話している。【八田浩輔】

最終更新:2月15日(火)4時5分

絵画も時間と共に変化していくんだろうか。
そんな事を思わせる記事。
幾ら状態をよく保管してても、変色してしまうなんて 時間の流れって考えると少し寂しい感じだな。
時間とも共に絵も色あせていくのだろうか。

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