エジプト野党指導者「ムバラク氏9月まで留任」
読売新聞 2月8日(火)3時12分配信

 【カイロ=久保健一】エジプト野党勢力の有力指導者エスマト・サダト氏(53)は6日、読売新聞と会見し、ムバラク大統領が9月の大統領選まで留任することで、対話に出席した与野党勢力が実質的に合意したことを明らかにした。

 サダト氏は6日、野党勢力とスレイマン副大統領が行った対話に出席した。大統領選までの政治枠組みについて、ムバラク大統領が実務から退き「スレイマン副大統領が実際の政務を執る」という政権側の構想を「全野党勢力が事実上受け入れた」と述べた。

 また、「(与野党は)憲法の枠内で平和的な権力移譲を図ることで合意した」と明言。「これは実質的に大統領を即時辞任させることはない、という意味だ」と述べた。

 ただ、イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」は表向きは大統領の即時辞任を求めている。サダト氏は「彼らは賢明。むちゃな要求は徐々に取り下げるだろう」との見方を示した。

 サダト氏は、1981年にエジプトのイスラム過激派に暗殺されたアンワル・サダト前大統領のおいで、最近設立された世俗派政党「改革発展党」の党首。

最終更新:2月8日(火)3時12分

ここの所エジプトは混乱気味だったがどうやら落ち着いてきそうな感じだ。
このまま平穏無事な臣民生活が帰って来る事を願いたいが。

暗黒の稲妻
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