あの菊池が戻ってきた!指揮官「工藤さんっぽい」
スポニチアネックス 2月6日(日)7時1分配信
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ブルペンで躍動感あふれる投球練習を行う菊池
09年のドラフト1位、西武の菊池雄星投手(19)が5日、宮崎・南郷キャンプで3度目のブルペン入り。スライダーを交えながら51球の投球練習を行った。155キロをマークした花巻東時代のように、跳ねるように投げるフォームが復活。22日の韓国・斗山との練習試合(南郷)で実戦登板するプランも浮上した。昨季は1軍のマウンドに立てなかった左腕が、勝負の2年目へ順調なキャンプを送っている。
甲子園を沸かせた、あのときの菊池の球だった。ブルペンのど真ん中で、銀仁朗を相手に腕を振る。フィニッシュ時には体が跳びはねるほど、全身を使った全力投球だった。速いテンポで2日ぶりの投球を終えた左腕は、充実感に浸った。
「きょうはキャンプで一番良かったと思います。(ペースは)上がりまくりですよ。良いときは跳ねる感じなので」
この姿を見たかった。投球を見守った渡辺監督は「躍動感が出てきた。若い時の工藤さんっぽいね」と、昨季西武に在籍したかつての盟友の名前を出して、満足そうに語った。銀仁朗も「去年よりも腕が振れていますね。球自体は全然良いです」と成長に目を細めた。
今年のキャンプは、日本ハムのドラフト1位・斎藤(早大)の話題一色だが、1年前は1位指名で6球団が競合した菊池が世間の注目の的だった。だが、左肩を痛めて1軍登板はなし。オフには心機一転、登録名を「雄星」から「菊池」に変えた。「去年の借りを返すつもりでいきます」と出直しを誓い、12月からブルペン投球を開始して、キャンプに備えてきた。
跳びはねるフォームに加え、試行錯誤していた腕の位置も高校時代のスリークオーターに戻した。オフには体の重心の位置を4段階でチェックする「4スタンス理論」を学び、フォームのバランスも安定した。7球投じたスライダーについては「まだすっぽ抜けている」と納得はしていないが、手応えを感じている。
はやる気持ちは首脳陣が制している。フリー打撃登板は「小野(投手)コーチから“まだやめておけ”と言われていますので」と、10日からの第3クールへ先延ばしとなった。飛ばしすぎを心配されるほど、左肩の状態は回復している。その後の調整が順調なら、22日の斗山との練習試合での登板が有力だ。
「良いときこそ、どう乗り越えるかだと思います」と菊池。再びスポットライトを浴びるために、先発ローテーションの座をつかみ取る。
◆菊池の昨年の南郷キャンプ 2月1日から志願のブルペン入りで86球。7日には力を抜いたまま投球練習をする姿に、潮崎投手コーチが「18歳で、じじいみたいな投球をしていてもね」とダメ出し。19日にキャンプ最多の171球を投げ込むも、23日に初登板したフリー打撃では55球中23球がボール球。「あらためて低めの制球と変化球が大事になると思いました」と課題を口にした。25日にキャンプを打ち上げ、球数のトータルは1244球。28日の巨人とのオープン戦後に2軍落ちが決まった。
最終更新:2月6日(日)8時45分
かって西武時代の工藤投手を彷彿とさせるらしい。
う~ん言われてみれば見えなくも無い。
頑張って欲しいね。
暗黒の稲妻
BGM:インヴィジブル・サン(Byポリス)
スポニチアネックス 2月6日(日)7時1分配信

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ブルペンで躍動感あふれる投球練習を行う菊池
09年のドラフト1位、西武の菊池雄星投手(19)が5日、宮崎・南郷キャンプで3度目のブルペン入り。スライダーを交えながら51球の投球練習を行った。155キロをマークした花巻東時代のように、跳ねるように投げるフォームが復活。22日の韓国・斗山との練習試合(南郷)で実戦登板するプランも浮上した。昨季は1軍のマウンドに立てなかった左腕が、勝負の2年目へ順調なキャンプを送っている。
甲子園を沸かせた、あのときの菊池の球だった。ブルペンのど真ん中で、銀仁朗を相手に腕を振る。フィニッシュ時には体が跳びはねるほど、全身を使った全力投球だった。速いテンポで2日ぶりの投球を終えた左腕は、充実感に浸った。
「きょうはキャンプで一番良かったと思います。(ペースは)上がりまくりですよ。良いときは跳ねる感じなので」
この姿を見たかった。投球を見守った渡辺監督は「躍動感が出てきた。若い時の工藤さんっぽいね」と、昨季西武に在籍したかつての盟友の名前を出して、満足そうに語った。銀仁朗も「去年よりも腕が振れていますね。球自体は全然良いです」と成長に目を細めた。
今年のキャンプは、日本ハムのドラフト1位・斎藤(早大)の話題一色だが、1年前は1位指名で6球団が競合した菊池が世間の注目の的だった。だが、左肩を痛めて1軍登板はなし。オフには心機一転、登録名を「雄星」から「菊池」に変えた。「去年の借りを返すつもりでいきます」と出直しを誓い、12月からブルペン投球を開始して、キャンプに備えてきた。
跳びはねるフォームに加え、試行錯誤していた腕の位置も高校時代のスリークオーターに戻した。オフには体の重心の位置を4段階でチェックする「4スタンス理論」を学び、フォームのバランスも安定した。7球投じたスライダーについては「まだすっぽ抜けている」と納得はしていないが、手応えを感じている。
はやる気持ちは首脳陣が制している。フリー打撃登板は「小野(投手)コーチから“まだやめておけ”と言われていますので」と、10日からの第3クールへ先延ばしとなった。飛ばしすぎを心配されるほど、左肩の状態は回復している。その後の調整が順調なら、22日の斗山との練習試合での登板が有力だ。
「良いときこそ、どう乗り越えるかだと思います」と菊池。再びスポットライトを浴びるために、先発ローテーションの座をつかみ取る。
◆菊池の昨年の南郷キャンプ 2月1日から志願のブルペン入りで86球。7日には力を抜いたまま投球練習をする姿に、潮崎投手コーチが「18歳で、じじいみたいな投球をしていてもね」とダメ出し。19日にキャンプ最多の171球を投げ込むも、23日に初登板したフリー打撃では55球中23球がボール球。「あらためて低めの制球と変化球が大事になると思いました」と課題を口にした。25日にキャンプを打ち上げ、球数のトータルは1244球。28日の巨人とのオープン戦後に2軍落ちが決まった。
最終更新:2月6日(日)8時45分
かって西武時代の工藤投手を彷彿とさせるらしい。
う~ん言われてみれば見えなくも無い。
頑張って欲しいね。
暗黒の稲妻
BGM:インヴィジブル・サン(Byポリス)