春闘交渉幕開け…経営は「成長」重視 「賃金復元」求める労組と溝
産経新聞 1月19日(水)9時4分配信


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春闘トップ会談で挨拶する連合の古賀伸明会=19日、東京都千代田区の経団連会館(早坂礼子撮影)(写真:産経新聞)
 今春の労使交渉の幕開けとなる日本経団連と連合とのトップ会談が19日、東京・大手町の経団連会館で始まり、冒頭から成長を優先する経営側と賃金の引き上げを求める労働側の姿勢の違いが鮮明となった。

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 日本経団連の米倉弘昌会長は「デフレの長期化や円高の定着など企業にとって本当に厳しい事業環境だ」と指摘。「自社の発展を考えるのは労使の共通認識だと思う。労使一丸となってグローバル競争に打ち勝っていかねばならない」と述べ、競争力強化の必要性を強調した。

 これに対し、古賀伸明連合会長は「GDP(国内総生産)の6割を占める家計部門を増やし、内需の縮小を食い止めねばならない。すべての企業が合理性を追求すれば全体では悪い結果を招く」とし、企業の社会的責任を主張。「ヒトはコストではなく付加価値を生み出す源泉だ。非正規労働者も含め健全な状況に復元してほしい」と、賃金の底上げを求めた。

 連合は、基本給に一時金や手当などを加えた「給与総額」の1%引き上げを要求。一方、経団連は定期昇給の維持には、容認姿勢を示しているものの、総人件費の引き上げには「極めて厳しい要求」と、強く反発している。

 春闘全体の流れに大きな影響を及ぼす金属労協(IMF-JC)加盟の自動車、電機大手などの経営側は3月16日に労組側への回答を行う予定。

最終更新:1月19日(水)10時24分

厳しいこのご時世に「賃金復元」を求める労組側と「成長」重視の経営側で春闘交渉が幕開けした。
さてはてどういう風になるのだろうか。

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BGM:フェイド・アウェイ(Byセリーヌ・ディオン)