「重要情報は漏れず」ルノーCOOが仏紙に 国際組織の関与も示唆
産経新聞 1月8日(土)22時43分配信

 【パリ=山口昌子】仏自動車大手ルノーの電気自動車(EV)に関する情報漏洩(ろうえい)問題で、パトリック・ペラタ最高執行責任者(COO)は、8日発行の仏ルモンド紙のインタビューで、「核心部分は何も漏れていない」など語り、心臓部である電池やモーターなどの重要情報は流出していないとの見解を明らかにした。

 同氏は、漏洩した情報について、「車の構造部分」とした上で、「申請済みや申請中の約200件に上る特許を含め、技術的、戦略的な核心部分は何一つない」と強調した。

 さらに、漏洩した疑いのある3人の幹部について、「国際的な組織の犠牲になった」とし、組織的な事件の可能性を示唆した。ただ、7日の仏フィガロ紙が報じた中国への漏洩の可能性には言及しなかった。

 一方で、フランス週刊誌ルポワンの8日付電子版は、ルノーの下請け業者が幹部3人と中国の自動車業界を仲介し、3人は海外の銀行口座で報酬を受け取っていたと伝えた。漏洩した情報は、「電池製造の設計図」などに関するもので、特許出願を控えた技術も含まれていたとしている。

 同社は、3人を告訴する方針を固めており、仏政府情報機関の国内中央情報局(DCRI)が本格捜査に乗り出す見通しだ。

最終更新:1月9日(日)11時17分

続報なんだが、何かこちらもどんどん話がでかくなっていく気がするのだが。
一体どうなるのやら・・・。

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