樽床議員側、団体無届け 規正法抵触か 収支報告も未提出
産経新聞 12月10日(金)7時56分配信


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民主党の樽床伸二衆院議員(写真:産経新聞)
 民主党の樽床伸二衆院議員の支援をうたい、寄付金控除の適用を受けている樽床氏側の政治団体が、「国会議員関係政治団体」としての届け出をしていないことが9日、産経新聞の調べで分かった。同団体が平成21年分の政治資金収支報告書を提出していないことも判明。いずれも政治資金規正法に抵触する恐れがある。同団体は15年以降は、20万円余を翌年に繰り越しているだけだが、樽床氏個人からの借金が1千万円残っており、このまま解散させれば樽床氏は1千万円もの自己資金を回収できないことになる。

 問題の団体は「関西政経文化研究会」。同研究会は、樽床氏が代表の「民主党大阪府第12区総支部」や資金管理団体と所在地が同一。元公設秘書が代表で、会計責任者と事務担当者は同支部や資金管理団体と同じ。

 同研究会の設立届では、寄付金控除の適用の有無は「有」で、添付された規約の活動目的欄には「樽床伸二の政治活動を支援」と明記。樽床氏の被推薦書も添付されており、その後の変更届も出されていないことから、20年10月1日の段階で、国会議員関係政治団体の要件を満たしていた。

 だが同研究会は19年の法改正で必要とされた届け出をしていない。樽床氏が通知を怠ったか、同研究会が届け出を怠ったことになる。大阪府選挙管理委員会は昨年12月、同研究会に届け出を促す文書を送付したとしているが、現在も届け出は行われていない。規正法は通知と届け出を義務付けていることから、規正法に抵触する恐れがある。

 収支報告書によると、同研究会は9~14年、繰越金を除く年間収入が約500万~約4千万円。15~20年は20万円余を翌年に繰り越すだけで資金の出入りがなく、13年に樽床氏が貸し付けた1500万円のうち、1千万円が借金として残っている。また21年の収支報告書は未提出。樽床氏が貸付金回収のため、活動実体のない同研究会に多額の「浄財」を新たに入れた場合には、政治資金の目的外流用との批判も出そうだ。

 上脇博之・神戸学院大法科大学院教授(憲法学)の話「届け出を怠り、収支報告書も未提出なのは違法。資金の出入りがない団体はペーパー団体とみるべきで不適切だ。逆にペーパー団体でないというのならば、事務所家賃が計上されていないのは無償貸与分の不記載にあたる」

 樽床事務所の話「政治団体の届け出と収支報告書の提出に漏れがあった。貸付金の回収法は検討中」

最終更新:12月10日(金)10時31分

しかしまぁ出るわ出るわ、まるで湯水の如く政治資金に関する問題が。
一体どうなってるんだろうかね。
まぁどうせ自分の知らない所でとか言って逃げ切るつもりなんだろう。
最終的には責任を取って議員辞職もしないだろうと見た。
日本の政治家はこんなのばっかりなのかね、まったく。

暗黒の稲妻
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