仲井真氏、基地問題に「日本全体で解決を」
産経新聞 11月29日(月)1時2分配信


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沖縄県知事選で再選を果たし、支援者とともに万歳をして喜ぶ仲井真弘多氏(中央)=28日午後10時18分、那覇市の選挙事務所(写真:産経新聞)
 「米軍は沖縄のためだけにいるわけじゃない。日本全体で解決をみいだしていただきたい」-。28日投開票の沖縄県知事選で新人の前宜野湾市長、伊波洋一氏(58)との事実上の一騎打ちを制して再選を果たした現職の仲井真弘多氏(71)は、支援者たちを前に目を潤ませながらこう語った。最大の争点となった米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設問題について、あらためて政府に県外移設を求めていく考えを示したかたちだ。

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 那覇市の仲井真事務所では、開票速報で優勢が伝わるたびに拍手がわき起こり、午後10時にかりゆし姿の本人が姿をみせると、大きな「なかいまコール」で迎えられた。まもなく当選確実の一報が入ると、大歓声に包まれ、仲井真氏は万感の表情でバンザイ三唱。「この気持ちを忘れずに、しっかり仕事をやっていきたい」とあいさつした。

 さらに、亡き妻に代わって選挙戦を支えた長女のゆみなさんと知里さんから花束を贈られると、2人の愛娘の頬にキスするパフォーマンスもみせた。

 仲井真氏と握手した支援者の男性(58)は、ほっとした表情で「基地問題だけでなく、経済対策や雇用など、総合的な判断を県民が示した。1期4年では積み残しもあるだろうから、具体的な政策も進めてほしい」と期待を込めた。

 仲井真氏は選挙戦で「県内反対」の明言は避け、日米安保の重要性を強調するなど現実路線と1期目の実績をアピールしてきたが、当確後のあいさつでは「県内は事実上ない」と明言。別の支援者の男性(73)は「鳩山さんが『最低でも県外』と言い出してから反基地の波が起きたが、私自身は名護市辺野古以外にどこが受け入れるのかと思う」と語った。

 一方、「反基地」を旗印に掲げてきた伊波氏は「訴えが十分に届かなかった。仲井真知事には普天間の県外移設を実現してほしい」と険しい表情で話した。伊波氏の事務所では支援者の男性(46)が「一時県外移設を唱えた民主党に沖縄は裏切られた。仲井真さんは再選後、きっと辺野古移設を認める。信用できない」と断じた。

最終更新:11月29日(月)7時29分

前宜野湾市長の伊波氏を破って沖縄賢知事に仲井真氏再選。
さぁ、これからどうなっていくだろうか。
「日本全体で解決を」しないといけないんだろうけど、  現実問題を考えると・・・。

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