「医師の当直は時間外勤務」=奈良の産科医、二審も勝訴―大阪高裁
時事通信 11月16日(火)18時15分配信

 奈良県立奈良病院(奈良市)の男性産婦人科医2人が、宿日直勤務を時間外勤務と認めないのは違法として、割増賃金の支払いを求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は16日、県に約1540万円の支払いを命じた一審奈良地裁判決を支持し、県側と原告双方の控訴を棄却した。
 原告側代理人の弁護士によると、医師の当直勤務を時間外労働と認めた司法判断は一、二審ともに初めて。
 紙浦健二裁判長は、当直医に要請される入院患者の出産立ち会いや緊急手術、助産師との頻繁な連絡などは通常業務と同じで、法定の時間外勤務に該当すると指摘。「待機時間が多く、労働密度が薄い」との県側主張を退けた。 

最終更新:11月16日(火)19時54分

産婦人科医はまともに寝る時間を自分の意志で作れない位非常に過酷な仕事と聴いているが、時間外であって当然なのに訴訟になる迄に至ったというのも医者も大変ではあるよな。
労働密度が薄いって、あきれるな。
一晩中何が起こるかわからず、横になっても気がやすまらない辛い時間に手当がつかなかったら、誰も医者にならないはずだ。
その様な事をしているから、産婦人科の医師が少なくなるし、救急で病院をたらい回しになるんじゃないのかね。
役所の窓口の「待機」と、夜勤の産科医の「待機」を同列で考えているんじゃないだろうかね。
明らかに業務の「質」が違うはずなんだか。

暗黒の稲妻
BGM:春風(Byつじあやの)