尖閣衝突 巡視船2隻 修理費計1000万円超 対中請求、一転慎重に
産経新聞 11月10日(水)7時56分配信


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業務を終え、石垣港に停泊する巡視船「みずき」。右舷に負った傷はない=8日午後、沖縄県石垣市(渡部圭介撮影)(写真:産経新聞)
 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で、船体に被害を受けた石垣海上保安部(沖縄県石垣市)所属の巡視船「みずき」と同「よなくに」の修理費用が計1千万円超にのぼることが9日、政府関係者の話で分かった。政府は当初、修理費用を中国側に求める方針を強めたが、事件のビデオ映像流出後は一転、「関係省庁の協議で適切に対応する」と慎重な構えをみせており、先行きは不透明だ。

【写真】損傷した巡視船「みずき」の右舷後部

 船の修理費用について仙谷由人官房長官は、9月末の時点では「(船は)相当傷つけられており、原状回復について協議をしなければならない」と中国側へ修理費用を求める考えを強調。しかし、9日の衆院予算委員会で中国側への請求について質問した高市早苗議員(自民)に対し菅直人首相は「今後、関係省庁間の協議により適切に対応される」と答弁。一方で仙谷氏は「漁船の持ち主か船長に請求することになる」としており、足並みの乱れが目立つ。

 2隻の損害額算定は修理後に第三者機関が数週間の調査を経て行う。政府関係者は「ドック使用料や船体の修繕などで2隻の修理費用が1千万円を超えるのはほぼ間違いない」との見方を示している。

 流出映像では、中国漁船が故意に「よなくに」の船尾と「みずき」の右舷に衝突している。

 海上保安庁によると、「みずき」は右舷の白色塗料がはげ、船体を覆う外板部分が縦約1メートル横約3メートルにわたり陥没した。海保は10月に約2週間、沖縄県内の造船所で緊急修理を実施。現在は通常業務に戻っている。造船所は「(修理内容は)守秘義務で答えられない」としている。

 「よなくに」は、ヘリコプター甲板の手すりの支柱が折れるなどの被害を受けた。11月中旬に鹿児島県内の造船所で約1カ月間の定期修理を受ける予定だったため緊急修理は行わず、この修理期間中に被害個所を直すという。

最終更新:11月10日(水)11時30分

何が難しいのかちょっと理解に苦しむんだけどね。
修理代は当然向こうの漁船の船長と船舶の所有だから管理責任者に請求し、越境行為については中国政府に厳しく抗議し、再発防止策を講じるように求める。
まぁこれだけの事を直後に済ませば終わりだったはずだと思うんだが。
それを尖閣諸島沖の事故での巡視船2隻の修理代を中国に請求する予定だって、発表しておきながら、今更慎重な態度と言うのも変な話だなと思うが。
当然何らかのアクションを起こす事が大事なんじゃないのかなぁ。
中国を揺さぶる態度ぐらいは見せて欲しいもんだが。
民主党政権はその場しのぎばっかりだな。
それで余計に事を混乱させて自分の首を絞めて挙句他人の所為にするという・・。
こんなんじゃ国民から支持されるわけ無いだろう。
でもこれを実行すれば中共はそれを根拠に『日本に非が有る』と言い出しかねないが・・。

暗黒の稲妻
BGM:イン・ジーズ・アームズ(Byボン・ジョヴィ)