『100万回生きたねこ』 作家の佐野洋子さんが死去
オリコン 11月5日(金)15時15分配信


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乳がんのため亡くなった佐野洋子さん
 『100万回生きたねこ』で知られる絵本作家でエッセイストの佐野洋子さんが5日午前9時54分、乳がんのため亡くなった。72歳だった。葬儀は近親者のみで執り行い、後日、お別れの会を開く予定。

名作揃う… 佐野洋子さんのヒストリー

 佐野さんは1938年、中国・北京生まれ。武蔵野美大デザイン科を卒業後、1967~68年にかけてベルリン造形大学でリトグラフを学ぶ。帰国後はデザイン、イラストレーションなどの仕事を経て、『やぎさんのひっこし』で絵本デビューした。2003年紫綬褒章受章、2008年巌谷小波文芸賞受賞。

 人生や愛について綴った『100万回生きたねこ』(1977年/講談社)は子供から大人まで親しめる図書として178万部のロングセラーとなっており、海外絵本の訳本もある。そのほか、主な著作に『おじさんのかさ』(講談社/産経児童出版文化賞推薦)、『わたしのぼうし』(ポプラ社/講談社出版文化賞絵本賞)、『ねえ とうさん』(小学館/日本絵本賞、小学館児童出版文化賞)。エッセイに『ふつうがえらい』(新潮社)、『神も仏もありませぬ』(筑摩書房)、『覚えていない』(マガジンハウス)、『シズコさん』(新潮社)。

最終更新:11月5日(金)17時33分

誰も一度は読んだ事がある本の作家さん。
闘病の末のご逝去、心よりご冥福をお祈りいたします。
安らかにお眠りください。

BGMは省略。
暗黒の稲妻