竜巻発生26個、平年の倍 猛暑影響で海面水温上昇原因?
産経新聞 11月4日(木)7時56分配信


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記録的猛暑に竜巻の発生が増加(写真:産経新聞)
 全国で突風被害が相次いでいる。1日にも千葉県九十九里町などで竜巻が発生し、住宅に被害が出るなどした。気象庁によると、3日までに陸上に痕跡を残した竜巻は26個と平年の2倍。竜巻は大気の状態が不安定になると発生しやすく、大量発生の要因の一つには、今夏の記録的猛暑の影響もあるようだ。

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 気象庁によると、1年間に発生する竜巻の平均は約13個。時期別でみると、台風シーズンの9月が最も多く、秋から冬にかけて日本海側で多く発生する傾向にある。竜巻は温暖な空気が流れ込んだり、上空を寒気が通過したりするなど、大気の状態が不安定になるところで発生しやすい。

 今夏は記録的猛暑の影響で、日本周辺海域の8月の平均海面水温は平年差プラス1・2度と昭和60年以降で最高に。特に、日本海では8~9月にかけて、プラス2~3度と海面水温が高い状態が続いた。このため、海から上昇気流を生む水蒸気が発生しやすい状況が持続。秋になって上空に寒気が流れ込むと、海面と上空との気温差が大きくなるなど、大気の状態が不安定になりやすい環境になっている。

 実際、10月15日に新潟県胎内(たいない)市で2個、同17日には秋田県八峰(はっぽう)町と潟上(かたがみ)市で竜巻が発生するなど、日本海側での発生が目立った。気象庁は平成20年から、県などの地域を対象にした「竜巻注意情報」のほか、今年5月からは10キロ四方単位の「竜巻発生確度ナウキャスト」で、竜巻の発生を予測している。

 これらの予測では、2つの指標を活用。1つはレーダーで雨粒の動きを測定する方法だ。積乱雲の中の雨粒が、直径数キロ~十数キロの「メソサイクロン」と呼ばれる渦を巻いていると、竜巻を発生させる可能性があるという。もう1つは、上空の気温や風速の変化などをもとに、大気の不安定度を「突風危険指数」として数値化した指標だ。

 この2つの指標をもとに、気象庁は竜巻注意情報などの情報提供を行っている。だが、気象庁が今年出した竜巻注意情報349回(10月18日現在)のうち、実際に竜巻や突風が発生したのは13回。的中率は3・7%と低い。的中率の低さに、気象庁は「竜巻に遭遇すると命にかかわる。注意情報が出たら周囲の空に注意し、異変を感じたら屋内に避難を」と活用法を説明している。

最終更新:11月4日(木)10時1分

台風と竜巻の違いについては発生原因と規模が違うらしい。
発生原因として竜巻は上空数キロの部分の気流の乱れによって渦を作り、その渦の先端が地上に降りて地上の暖かい空気を巻き込んだ状態であるが台風は熱帯地方での上昇気流の開始が地上の低気圧を作り出し、それが連鎖的に発達していったものである。
更に渦の規模で比較してみると竜巻が100m~1kmなのに対して台風は100~1000km (これ以下は単なる低気圧である場合が殆どらしい)だ。
竜巻と台風は、発生原因は違えど熱帯性の渦という点では同じ存在であるそうだ。
今年の夏は暑さは余りにも異常でその為海水温度も異様に高く今回の様な竜巻が発生するらしいのだが、竜巻警報が出たら無理せず批難するのが無難な様だ。

暗黒の稲妻
BGM:シーズン・イン・ザ・サン(ByTUBE)