警察署長に20歳女性 凶悪事件頻発のメキシコ自治体
CNN.co.jp 10月21日(木)10時21分配信

(CNN) 麻薬がらみの凶悪事件が頻発しているメキシコ北部国境地帯の自治体で、犯罪学を学ぶ女子大生、マリソル・バエス・ガルシアさん(20)が警察署長に就任した。

バエス・ガルシアさんを警察署長に迎えた自治体プラセディスは、米国と国境を接し、警察官が拉致されたり殺害されたりする事件が頻発しているチワワ州にある。こうした中で署長就任を承諾したのはバエス・ガルシアさんだけだった。

ホセ・ルイス・ゲレーロ市長から就任を打診されて快諾したというバエス・ガルシアさんは、誰もが恐れている現状にうんざりしたと話す。CNNスペイン語放送のインタビューに答えて20日、「確かに恐怖はある。人間として、これからも恐怖はなくならないだろう。しかし私たちの自治体で達成したいのは平穏と安全だ」と話した。

13人の部下は女性が大半を占め、武器は持たずに犯罪抑止に専念する。「信念と価値観が私たちの武器になる。防止のためにはこれが最善」との方針で、具体的には学校や公共の場での安全確保に力を入れ、近隣同士の協力強化を促すという。

メキシコでは2006年12月に就任したカルデロン大統領が麻薬組織の撲滅を宣言して以来、これまでに2万8000人以上が命を落とした。

チワワ州では先の週末にも、シウダーフアレス近郊に身を隠していた別の自治体のトップとその息子が殺害される事件が起きたばかり。シウダーフアレスでは今年に入って麻薬絡みの犯罪で2500人が殺害されている。プラセディスは同市から約56キロの距離にある。

最終更新:10月21日(木)10時21分

この記事を読んでふと随分と若い人が警察署長になったんだなぁと思ってしまうが、問題はそこでは無く、どれだけ凶悪犯罪を抑えられるかにかかっているかだと思うが是非とも頑張って欲しいなと思う。

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