和田13K!“完投返し”でロッテ止めた
スポニチアネックス 10月16日(土)7時2分配信


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9回2死、井口を右飛に仕留めガッツポーズする和田
 【ソフトバンク3―1ロッテ】パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第2戦は15日、ソフトバンクの和田毅投手(29)がロッテ打線を相手に、ポストシーズン最少タイとなる2安打の完投勝利。3回以降はパーフェクトに抑え、同2位タイの13三振を奪った。これで1勝のアドバンテージを含めた対戦成績は2勝1敗。第1戦はエースの杉内俊哉投手(29)で落としたが、同い年の最多勝左腕がロッテの勢いを止めた。

 8回を終え129球。9回のマウンドに和田が小走りで向かうと、地鳴りに近い歓声が起きた。一塁側席に招待された両親も拍手を送る。「自分も鳥肌が立ちました」。大声援を背に、1番・西岡からの好打順をわずか5球で片づけてみせた。

 「きのう、成瀬君に完投されていた。きょうは自分が完投し返してやろうという気持ちでした」。第1戦で快投を演じた成瀬と同じ134球。スコアも同じ3―1。だが、2安打13奪三振と内容は、その上を行った。

 初回1死で清田に先制ソロを被弾。力みから上下のバランスを崩して、この回だけで39球を費やした。だが、ここで崩れないのが真骨頂だ。普段、300分の1秒まで解析できるハイスピードカメラで投球フォームを分析している左腕らしく「ひじが(前に)入りすぎていた」と冷静に対処。突っ込んできた上体を起こすことで、低くなっていたひじの位置を戻した。3回以降はパーフェクトの圧巻投球。ロッテ戦は今季4勝0敗で、奪三振率は驚異の11・85だ。

 CS前の練習日。首脳陣との間で、19日の最終戦までもつれた場合はベンチ入りすることが確認されていた。6回に100球を超えた。今後の戦い方を考え、終盤には勝利の方程式「SBM」を形成する摂津やファルケンボーグをマウンドに送る選択肢もあったが、秋山監督は左腕に最後まで託した。「直球だけでなく、他の球種も良かった。コントロール、間合いも良かった」。指揮官は褒めちぎった。

 これで2勝1敗。輝きを放った最多勝左腕でチームが息を吹き返した。

最終更新:10月16日(土)9時13分

福岡ソフトバンクフォークはどうにか踏み止まったという感じかなぁ。
さてこの決着どうなるのやら・・。

暗黒の稲妻
BGM:雷神(ByKISS)