阪神・新井、真っ青!!久保に打球直撃
サンケイスポーツ 10月13日(水)7時52分配信
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しまった!! シート打撃で新井が放った打球は久保の左足を直撃(撮影・森田達也)(写真:サンケイスポーツ)
まさか…。阪神は12日、甲子園でシート打撃を行い、新井貴浩内野手(33)が放った打球が久保康友投手(30)の左すねに直撃した。16日から始まる巨人とのクライマックスシリーズ(CS)へ向けての実戦調整の中、戦慄のアクシデント。17日のCS第2戦の先発が有力な14勝右腕に誤算が生じた。
【写真で見る】打球を左すねに受けて前のめりに崩れる久保
秋晴れの聖地に衝撃が走った。CSファーストステージに向けて実戦モードに入った虎に、暗雲が立ちこめた。新井が打った瞬間、しまったといわんばかりに口を開いた。乾いた打球音の直後、鈍い、嫌な音が響いた。マウンド上の久保が前のめりに倒れ込む。不運すぎるアクシデントが起こった。
「当たったときは、けっこう痛かった。あした(13日)腫れるでしょうね」。久保の弁が痛々しい。1番手でマウンドに上がった主軸右腕を4番の打球が襲う。4人目の打者、新井が6球目を鋭く弾き返すと、打球が、左すねを直撃。バックネット裏の城島、鳥谷もぼう然。顔色を失った新井が駆け寄った。まさかの光景にその場の空気が凍り付いた。
練習は一時中断。真弓監督、コーチ陣らその場にいたほぼ全員が集まった。心配そうに見守られる中、左足を引きずり、新井に付き添われながらベンチへ。当初、2イニング程度を予定していたが、打者4人16球で降板。早々と練習を切り上げ、17日のCS第2戦に向けての最終調整は中途半端なままで終わってしまった。
完ぺきな調整を見せつけた直後の悲劇だった。先頭の鳥谷を投ゴロに仕留め、平野は空振り三振。マートンも平凡な遊ゴロに打ち取った。前日「自分のいいボールを打者がスイングできるところに投げたい。言ってみれば真っ向勝負ですね」と話していた通り、3人をわずか10球で料理。次々と打者を打ち取っていったが、新井の場面で暗転。好事魔多しとはこのことか。
久保は練習後「後は個人では判断できないので、トレーナーに聞いてください」と表情は穏やかだったが、冗談交じりに「歩けないですよ」とも話した。常川チーフトレーナーは「(当たったのは)左ひざの下あたり。あした以降は様子をみます。病院には行きません」と説明。打撲と見られるため、アイシングを行い、しばらくは経過を見守る構えだ。離脱の危機は避けられた模様だが、不安が生まれた。
久保は先発陣で開幕から唯1人ローテを守り抜き、200イニング以上を投げた今季のエースだ。16日のCS初戦こそ能見に譲るが、17日の2戦目を任されることが濃厚。1戦目まであと4日しかない。
投手陣のできに「順調そうやね」と目を細めていた真弓監督だが、久保については「大丈夫やろうと思うけどな…」と話すにとどめた。不運なアクシデントも、CSを見据える虎ナインの真剣さがあったからこそ。ただ、エース抜きでのCS突破も考えられない。今は“代償”が最小限で済むと、祈るしかない。
最終更新:10月13日(水)9時41分
何かヒヤリとさせられる記事だが、結局久保投手は大丈夫なのかな。
まぁ大事なCS前にちょっとドキッとさせる記事ではあるんだが。
暗黒の稲妻
BGM:アフター・ザ・ラズ・ハズ・ゴーン(Byアース・ウィンド・アンド・ファイアー)
サンケイスポーツ 10月13日(水)7時52分配信

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しまった!! シート打撃で新井が放った打球は久保の左足を直撃(撮影・森田達也)(写真:サンケイスポーツ)
まさか…。阪神は12日、甲子園でシート打撃を行い、新井貴浩内野手(33)が放った打球が久保康友投手(30)の左すねに直撃した。16日から始まる巨人とのクライマックスシリーズ(CS)へ向けての実戦調整の中、戦慄のアクシデント。17日のCS第2戦の先発が有力な14勝右腕に誤算が生じた。
【写真で見る】打球を左すねに受けて前のめりに崩れる久保
秋晴れの聖地に衝撃が走った。CSファーストステージに向けて実戦モードに入った虎に、暗雲が立ちこめた。新井が打った瞬間、しまったといわんばかりに口を開いた。乾いた打球音の直後、鈍い、嫌な音が響いた。マウンド上の久保が前のめりに倒れ込む。不運すぎるアクシデントが起こった。
「当たったときは、けっこう痛かった。あした(13日)腫れるでしょうね」。久保の弁が痛々しい。1番手でマウンドに上がった主軸右腕を4番の打球が襲う。4人目の打者、新井が6球目を鋭く弾き返すと、打球が、左すねを直撃。バックネット裏の城島、鳥谷もぼう然。顔色を失った新井が駆け寄った。まさかの光景にその場の空気が凍り付いた。
練習は一時中断。真弓監督、コーチ陣らその場にいたほぼ全員が集まった。心配そうに見守られる中、左足を引きずり、新井に付き添われながらベンチへ。当初、2イニング程度を予定していたが、打者4人16球で降板。早々と練習を切り上げ、17日のCS第2戦に向けての最終調整は中途半端なままで終わってしまった。
完ぺきな調整を見せつけた直後の悲劇だった。先頭の鳥谷を投ゴロに仕留め、平野は空振り三振。マートンも平凡な遊ゴロに打ち取った。前日「自分のいいボールを打者がスイングできるところに投げたい。言ってみれば真っ向勝負ですね」と話していた通り、3人をわずか10球で料理。次々と打者を打ち取っていったが、新井の場面で暗転。好事魔多しとはこのことか。
久保は練習後「後は個人では判断できないので、トレーナーに聞いてください」と表情は穏やかだったが、冗談交じりに「歩けないですよ」とも話した。常川チーフトレーナーは「(当たったのは)左ひざの下あたり。あした以降は様子をみます。病院には行きません」と説明。打撲と見られるため、アイシングを行い、しばらくは経過を見守る構えだ。離脱の危機は避けられた模様だが、不安が生まれた。
久保は先発陣で開幕から唯1人ローテを守り抜き、200イニング以上を投げた今季のエースだ。16日のCS初戦こそ能見に譲るが、17日の2戦目を任されることが濃厚。1戦目まであと4日しかない。
投手陣のできに「順調そうやね」と目を細めていた真弓監督だが、久保については「大丈夫やろうと思うけどな…」と話すにとどめた。不運なアクシデントも、CSを見据える虎ナインの真剣さがあったからこそ。ただ、エース抜きでのCS突破も考えられない。今は“代償”が最小限で済むと、祈るしかない。
最終更新:10月13日(水)9時41分
何かヒヤリとさせられる記事だが、結局久保投手は大丈夫なのかな。
まぁ大事なCS前にちょっとドキッとさせる記事ではあるんだが。
暗黒の稲妻
BGM:アフター・ザ・ラズ・ハズ・ゴーン(Byアース・ウィンド・アンド・ファイアー)