ダウ、急反発=4カ月ぶり高値〔米株式〕(24日)☆差替
時事通信 9月25日(土)6時0分配信

 【ニューヨーク時事】週末24日のニューヨーク株式相場は、朝方発表された米経済指標を好感して急伸し、優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比197.84ドル高の1万0860.26ドルと、5月12日(1万0896.91ドル)以来約4カ月ぶりの高値で終了した。ハイテク株を中心とするナスダック総合指数は同54.14ポイント高の2381.22で終わった。ダウは3日ぶり、ナスダックは4日ぶり反発となった。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億1955万株増の10億6749万株。
 商務省が朝方に発表した8月の耐久財受注は前月比1.3%減と、市場予想を上回る減少幅となった。しかし、輸送関連を除くと2.0%増。設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財受注が4.1%増となったことから、景気の先行きに対する悲観的な観測が後退し、買いに弾みが付いた。
 ただ、ダウがこの指標のみで200ドル近く上昇したことから、市場関係者の間からは「設備投資の先行指標が良かったとはいえ、この日は上げ過ぎで、いずれは(下向きの)調整があるのではないか」(大手証券)との声も聞かれた。
商務省が午前に発表した8月の新築住宅販売件数は前月比横ばいで、株価にはあまり影響を与えなかった。
 個別銘柄を見ると、資本財受注が大幅に伸びたことなどを背景に景気敏感銘柄が軒並み急伸、航空機・防衛大手ボーイングは約3.1%高、産業機械大手キャタピラーは約4.6%高、ゼネラル・エレクトリック(GE)は約3.2%高で終了した。(了)

最終更新:9月25日(土)9時35分

円高ドル安は変わらないんだが、日本の景気は一向に良くならんな・・・。
いかに安い人件費と原材料でモノを仕上げるかという競争の中で幾ら投資が活発化しても暮らし向きが良くなるとは思えないんだが、今の米国の景気は財政出動の結果や反動で持ち直したに過ぎないんだろうし、多分上昇局面は長続きしないだろうと見るべきなのか。
米国は経済指標に一喜一憂し、日本は米国のダウに一喜一憂すると。
国も経済も主体性の無さは同じとは何とも情けない話ではあるな。
他国は続々と景気回復してきてるというのに日本の現状を見てみると・・(以下略)
そろそろまた「○○危機」とかいってマイナス材料が出てきそうな気がしなくもないが。

暗黒の稲妻
BGM:海辺のワインディング・ロード(By忌野清志郎)