JR大阪駅改修で乗降客数は6万人増の91万人へ
産経新聞 9月23日(木)2時7分配信


拡大写真
JR大阪駅 改装中のJR大阪駅=22日午後5時6分、大阪市北区(本社ヘリから、沢野貴信撮影)(写真:産経新聞)
 全面改装中のJR大阪駅の1日平均乗降客数が、平成23年春の改装完成後の23年度には最近の約85万人から6万人増えて91万人になると、JR西日本が試算していることが22日、分かった。同社は改装で集客能力は高まるとみており、駅北側の再開発地区「梅田北ヤード」先行開発区域の街開きが予定される25年春には100万人の大台突破も視野に入れている。

【フォト】改修工事が進むJR大阪駅と、JR大阪三越伊勢丹が出店するノースゲートビルディング

 総事業費約2100億円を投じた新しい大阪駅の外観はほぼ完成し、現在は内装工事中だ。最大の特徴は東西約180メートル、南北約100メートルのガラスのドーム。駅北側にできる新北ビル「ノースゲートビルディング」(28階建て)の13階から、線路をまたいで南側の「サウスゲートビルディング」(27階建て)の8階へ向け、斜め下に張り出す。

 新北ビルは、専門店が入る東側と、低層階に百貨店のジェイアール大阪三越伊勢丹、高層階に伊藤忠商事などのオフィスが入る西側に分かれる。北と南の新ビルは2階建ての橋で結ばれ、改札をくぐらなくても一般の人が通行できる自由通路を整備する。

 大阪駅の1日平均乗降客数は13年度の86万1910人をピークに増減を繰り返し、21年度は新型インフルエンザ流行などの特殊要因も加わって80万2970人に落ち込んだ。最近は平均約85万人に持ち直しているが、沿線住民の減少が続き、私鉄各社との顧客争奪戦も激しさを増している。

 JR西は新しい大阪駅が新たな観光スポットになるとみて「駅に遊びに来る人が増える」と想定。来年3月には九州新幹線鹿児島ルートの全線開通に伴い、新大阪-鹿児島中央間を直通する「さくら」もデビューし、大阪駅は九州から関西を訪れる観光客らが乗降すると期待されるため、同社は6万人の乗降客数の上積みを予測している。

 全国のJR駅で1日平均100万人を超えているのは東京の新宿(約150万人)、池袋(約110万人)の2駅しかないが、25年春には梅田北ヤードの先行開発区域が開業することもあり、JR西の北園茂喜・創造本部副本部長は「大阪駅の100万人も夢ではない」と期待を寄せる。

 また、同社は全面改装後の大阪駅の増収効果を鉄道業や流通業、新ビルのテナント料収入などで年間725億円と試算。開業当初は減価償却費などがかさむが、5~6年後には利益を生み始めるという。

最終更新:9月24日(金)8時24分

梅田周辺ってヨドバシに行くのに偶に行くけど、前に比べると随分と様変わりしてきてるんじゃないかな。
普段淀屋橋で降りるけど、買い物とかは梅田が多いし・・。
後数年すると梅田もガラッと様変わりしそうな気もするのだが。

暗黒の稲妻
BGM:恋のピンチ・ヒッター (チャールトン・アスレチック・フットボール・クラブ,1974)(Byザ・フー)