調べてみれば… 新種ガニ3種 成瀬琉大助教ら研究
8月27日11時40分配信 琉球新報


新種と分かったミナミヒメシオマネキ(仮称)(成瀬貫特命助教提供)
 和名・ミナミヒメシオマネキなど県内に生息するカニ類3種が、これまで分類されていた種とは特徴の違う新種だったことが26日までに、琉球大学亜熱帯島嶼科学超域研究推進機構の成瀬貫特命助教(動物分類学)が参加した国際的な研究班の調べで分かった。うちミナミコメツキガニとリュウキュウコメツキガニ(仮)の2種は琉球列島固有種であったことも判明。成瀬特命助教は「琉球列島の特殊性の表れだ」と話している。
 新種と分かったミナミヒメシオマネキ、ミナミコメツキガニは国内で琉球列島にしか生息していないため和名は変わらないが、コメツキガニは本州にも生息しているため、仮の和名として「リュウキュウコメツキガニ」と命名された。
 3種ともこれまでの種とはさみや生殖器の形が異なる。
 成瀬特命助教らが行った約2年にわたる調査で、3種は遺伝的、形態的な特徴が異なっていたことが判明。研究成果は1月と6月に発行された科学誌にそれぞれ掲載され、新種と認められた。
 成瀬特命助教は「研究者の国際交流が進み、沖縄の生物を直接見ることで、これまで混同されていたものが新種に登録されている例が増えている」と指摘。「琉球列島の生物多様性を評価するために、このような研究を続けていく必要がある」と話した。

最終更新:8月27日12時0分

似ているば微妙に違う、似て似ざる生き物はまだこの世に多数存在しているんだろうねぇ。
そう考えるとまだまだ新種というのは出て来る可能性は高いのかもしれないなぁ。

暗黒の稲妻
BGM:フキの唄(By吉田拓郎)