「バファリン」仕事中の服用に的 ライオン、かぜ薬本格参入
8月27日8時15分配信 フジサンケイ ビジネスアイ


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9月1日に発売する一般用かぜ薬「バファリンかぜEX」を手にするライオンの藤重貞慶社長=26日、東京都千代田区(写真:フジサンケイビジネスアイ)
 ライオンは26日、かぜ薬市場に本格参入すると発表した。一般用医薬品の解熱鎮痛薬「バファリン」シリーズに、鼻水やせきなど、かぜの諸症状に対応したかぜ薬「バファリンかぜEX」を加え、9月1日に発売する。解熱鎮痛薬市場でトップシェアを握るバファリンのブランド力や知名度を役立てるほか、効き目の早さをアピールしオフィスなど仕事中の服用に的を絞って攻勢をかける。

  [グラフ]伸びる一般用医薬品市場

 発売する「バファリンかぜEX」は効き目の速さで、大正製薬の「パブロン」や第一三共ヘルスケアの「ルル」、武田薬品工業の「ベンザ」といった既存製品と差別化。具体的には、解熱鎮痛効果のある主要成分「イブプロフェン」を独自製法で細かい粉にして胃の中で消化液と接触しやすくしたほか、さらに水溶性のある成分で包み込み水に溶けにくい弱点を克服した。希望小売価格は錠剤が18錠1280円、細粒が10包1680円など。同社は2004年に中外製薬の大衆薬事業を買収したのに伴いかぜ薬を一部販売しているが、自社開発品の投入は初めて。

 ライオンによると、国内かぜ薬市場は1000億円程度で横ばい状態が続いているが、効き目の強い大人専用の製品の割合は05年の9.4%が09年には15%となり、さらに数年後には43%まで高まるとみられている。子供も使う家庭向け製品に比べ効き目が強いため価格が高く、利幅が大きい上、使用習慣が広がり始めれば大量販売が見込めるという。

 同社の藤重貞慶社長は同日の会見で、「女性の社会進出が進み、忙しくて病院に行けない人も増えている。市場参入の絶好のタイミング」と語り、将来的にはかぜ薬市場全体でトップシェア獲得を目指す考えを示した。さらに、今後はタイなどASEAN(東南アジア諸国連合)諸国でも発売していく。

 ライオンは、07年に合弁相手の米ブリストル・マイヤーズスクイブから、日本とアジア・オセアニア地域におけるバファリンの商標権を約300億円で取得した。

最終更新:8月27日16時7分

バファリンというと頭痛薬のイメージが心頭してるので何となく紛らわしいんだけど・・。
仕事中に鼻水や咳、頭痛や吐き気(ここ迄行くと病院行くべきだと思うが)・・は偶にある。
でも仕事は中断出来ないしどうにかしたい(いやぁしないといけない)という場合も多々あるはず。
即効性があって副作用が無いのが一番いいんだけどねぇ。まぁ人それぞれなので副作用はまちまちなのかもしれないが・・・。

暗黒の稲妻
BGM:歩こうね(By吉田拓郎)