「ゼロ系」コーラ商戦過熱 アサヒ13年ぶり、キリン初参入
8月13日0時7分配信 産経新聞


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左から「コカ・コーラ ゼロフリー」、「ペプシストロングショット」、「キリンコーラ」、「グリーンコーラ」(写真:産経新聞)
 炭酸飲料販売のシェア4割を占めるコーラ飲料市場で、競争が激化している。「コカ・コーラ」(日本コカ・コーラ)と「ペプシコーラ」(サントリー)の2強が、市場をほぼ独占していたが、アサヒ飲料とキリンビバレッジが相次いで新製品を投入し、今夏に好調な売り上げを見せている。残暑の中、カロリー、糖類などがゼロの「ゼロ系」を軸に“刺激的”な商戦が繰り広げられている。

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 炭酸飲料市場は「ゼロ系」炭酸飲料が牽引役となり、平成18年から21年までの間に売り上げが20%程度拡大。コーラ飲料でも、その人気は顕著だ。

 日本コカ・コーラは17年に他社に先駆け、糖類と保存料、合成香料を使わない「コカ・コーラ ゼロ」を発売。20~21年に売り上げは40%増加。今年も4~6月期に前年同期比で20%伸びているという。

 10年から「ペプシコーラ」を製造販売するサントリーは、18年にカロリーゼロの「ペプシネックス」を発売。昨年は1930万ケース(1ケース24本、前年比11%増)と、ペプシシリーズの売り上げの65%以上を占める主力商品となっている。

 この流れを受け、アサヒ飲料は5月、「ゼロ系」の「グリーンコーラ」を売り出し、13年ぶりにコーラ飲料市場へ復帰。自然由来の原料を使った黒麦芽のコクが特徴で、同社の「三ツ矢サイダー」とアサヒビールの黒ビール製造の技術を用いている。今年度は50万ケースの販売予定だが、7月末までに店頭販売だけで41万ケースを売り上げ、現在は自動販売機にも販路を広げている。同社は「今の段階で巨人に挑戦とはいえないが、定着すれば先がある」と期待する。

 一方、キリンビバレッジは、初のコーラ市場への本格参入となる「キリン コーラ」を6月に発売した。「ゼロ系」ではないが、キリンビールの技術を使ったホップフレーバーのキレと香りが特徴。同社は「以前からコーラ需要は高く、自販機に置くことを重要と考えた。現場の評判もいい」と話す。7月までのコーラを含む炭酸飲料全体の売り上げは、目標の前年同期比16%増ベースで推移しているという。

 先行2社の動きも分かれた。コーラ飲料市場2位のサントリーは6月、強炭酸・強カフェインの「ペプシストロングショット」を発売し、年内20万箱の売り上げを見込む。同社は「爽快(そうかい)感や刺激のニーズも高い」と期待を寄せる。新機軸の商品で、トップとの差を縮めることを狙う。

 トップシェアの日本コカ・コーラは各社の動きについて「商品が増えれば、市場活性化につながる」と余裕を見せる。今年4月にはカフェインを使わない「コカ・コーラ ゼロフリー」を発売。さらにゼロ系を展開し、40代以上の取り込みを図る。

最終更新:8月13日11時16分

最近はゼロ系というがゼロ系というとどうしても新幹線が・・(ry。
それはさておき、コンビニとかはほぼ毎日のように行ってるが見てると色々あるある・・。
最近のお気に入りはファンタのゼロサイダー(商品名は間違ってないと思うけど)。
この暑い時期は本当1本じゃ足りないですよ(滝汗。
アサヒやキリンが参入という事は更に激戦になりそうな予感だけど・・。

暗黒の稲妻
BGM:きっと どこかで (Original Karaoke)(ByTUBE)