旭化成がノイズ抑制シート 携帯電話などさらなる小型化へ
7月14日17時39分配信 産経新聞

 旭化成は14日、携帯電話などの電子機器に使われるノイズ抑制シート「パルシャット」を世界で初めて不織布で商品化すると発表した。ゴムや樹脂製の従来品より抑制効果が高く、薄いことなどから携帯電話などのさらなる小型化、高性能化が可能になる見込み。8月1日から販売し、2015年度に15億円の売り上げを目指す。

 パルシャットは、旭化成が独自技術で開発したポリエステル不織布「プレシゼ」を活用した。プレシゼは耐熱性や強度の高さ、繊維間のすき間の微細さから、医療用テープの基材や食品包装用などに使われてきた。

 パルシャットでは、プレシゼに特殊な加工をして、従来品が弱かった高周波数域の電磁波にも高い抑制機能を持たせた。厚さは0.05ミリ程度しかなく、柔軟性もあるため、凹凸のある場所にもはり付けることができる。あるゆる方向性からのノイズを抑制するほか、絶縁性も高い。

 携帯電話などは電子回路の設計によってノイズの発生自体を抑制してきたが、小型化によってやむを得ず発生する不要な電磁波はゴムや樹脂製品でノイズを抑制してきた。ただ、厚さや柔軟性の面から使用できない場所があり、小型化に限界があった。パルシャットでは設置場所の制限がほとんどないため、携帯電話やデジタルカメラなどの小型化を可能にするという。

最終更新:7月15日9時42分

おいおい・・これ以上携帯小型化してどうするんだよ。
確かに技術的には凄い事なんだろうけど。

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